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いつも「答え」は優しすぎる

フィルム写真

上の写真は、大阪にある南海電鉄の千代田工場で撮ったもの。

この日は「南海電車まつり」の開催日。 普段は入れない電車の整備工場の写真を撮れたわけです。 ただ、こども3人を連れて周るのは大変で、行列に並ぶのにも躊躇。 そこで、ふた手に分かれて行動することになったのですが、ぼくのパートナーは0歳児に。

そんなベビーカーを押しながら撮った写真も数多く。 ただ、その中での一番のお気に入りは、嫁さんにベビーカーをお願いして、独りで撮りに行ったレールの写真だったりするのです。

写真リンク: Rail l 67 PHOTO

混んでいる「南海電車まつり」の会場で、ベビーカーを押しながらでも写真を撮れたのは、そこにはあまり人がいなかったから。

カメラを持っいる人も多いのですが、混んでいるのは展示されている列車の周り。 工場の中にも入れるのですが、ぼくの好きな被写体のあるそこは、あまり人気がありませんでした。 そのため、ゆっくりと撮ることができたというわけです。

思えば、鉄道の駅や整備工場、博物館には好きな被写体が多いので、過去に何度も足を運びました。 機能美といえばそれだけなのですが、やはり「直線」の多い被写体は構図の練習になりますし、なによりそれを考えるのが楽しい。 最初の頃は、それを自分の撮る写真のテーマにしようかとも考えていましたし。

でも、実際にはそれをテーマにすることはありませんでした。

たしかに写真を撮る上でテーマを掲げることは大切で、なにより楽しいことなのかと。 被写体の選定に悩むことも少なくなりますし、ひとつのテーマに絞ることで特化したスキルを伸ばせますし。

ただ、テーマを決めてしまうと、そこでテーマを探すことは止まってしまうもの。

それは当りまえのことなのですが、そこからさらに深堀することも止めてしまうので、その点で言えばテーマを決めてしまうことはデメリット。 なにかを追求するのであれば、思考を止めてしまうことは避けたいところ。 そう考えれば、テーマを決めることは一概に良いとは思えなかったりします。

それでも、写真のテーマのような、出した方がいい「答え」は、だれでも早く手に入れたいもの。 それは写真に限ったことではなく、仕事を含めたすべてにいえることかと。 考えてみれば「答え」が出せていない状況は「悩み」なわけで、それを上手く解決するための「答え」ならいいのですが、 「悩み」を解消するためだけの「答え」だと、そのあとは大概上手くいかない。

ただ、それも人の性質みたいなものなので仕方ないのかと。 マイナスのストレスを消すための行動は、生物の本質的なものかと。 そう考えれば、答えを出さずに自分を否定し続けた方が上手くいくのかも知れませんが、人はそんなに強くないので、「答え」を出すことが目的になってしまいます。

やはり、「答え」があっての安定。ですので安易な「答え」に飛びついて、それにしがみ続けてしまいたい自分もいます。

それでは、「考え続けるのが答え」というのが最良かと考えてしまいますが、きっとそれも違うと。 おそらくは「考えを出しながら、一方で壊し続けていく」のが最良かと。

そんな感じで日々精進していきたいです。

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カテゴリ: 写真 | 筆者: kenji  | 投稿日: 2017/12/15

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