67 PHOTO

Film Photographer's Website
Photography Index


more...

パースを排除した写真を撮るときのかっこは恥ずかしい

フィルム写真

上の写真は、札幌にある「モエレ沼公園」で撮ったもの。

園内にある「ガラスのピラミッド」は、外壁が透明なガラスで出来ているため、建物の内部にまで太陽光が入る施設です。 建物の中にあるレンガ調の壁にも光は当たり、そこには柱などが創りだす無数の「線状の影」が映し出されます。

レンガの「規則正しい縦横の線」と、無秩序な影の「斜め線」の混ざり具合が気持ちよかったです。

写真リンク: Brick wall l 67 PHOTO

ただ、この写真を撮るには少々苦労しました。 被写体とカメラのレンズ面を、完全な平行にする必要があったので。 少しでも角度が付くと、パースが付いてしまい、「規則正しい縦横の線」は消えてしまいます。 被写体が「線」なだけに、その失敗はすぐに分かってしまいます。

そして、使用するレンズも、収差の少ないものでないとダメだったかと。 この日、カメラに付いていたレンズは、smcPENTAX67 75mm F2.8AL。 準広角ということで、パースは付きにくく、レンズも収差の少ない非球面。 道具としては申し分ないので、あとは使い手次第ということでした。

そんな撮影で難しさが際立つのが、構図を探すとき。

立ち位置を変えずに、カメラの向きだけで良い構図を探すと失敗してしまいます。 壁面とレンズ面を水平に保ったまま探す。 そして、一番大変なのが「高さの調整」だったりするのです。

いつもなら、多少の上下の調整はカメラの向きだけで済ませてしまいますが、 フラットな写真を撮りたいときは、それが出来ません。

ぼくの持っている、高さを調節する方法はデジタル的でして。 上から言いますと、背伸び、普通立ち、膝立ち、しゃがみ、カメラの地面置き。 こんな感じで、その間の微調整は、ほぼ不可能だったりします。

そして、この写真を撮ったときは、「普通立ち」と「膝立ち」の間が欲しかった。 さらに、光も少なめなので、がっちりとしたカメラのホールディングも必要。 そんなわけで、左右に足を開脚して撮りました。

その足の開脚角度は、硬い体の限界だった、90°くらい。
おかげで低速シャッターにもかかわらず、手ブレは皆無。
そして、フラットにも撮れました。

かなり恥ずかしい、「開脚撮り」。

そんな撮り方も、ぼくの持つ裏技のひとつだったりするのです。

このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet



カテゴリ: 写真 | 筆者: kenji  | 投稿日: 2017/11/29

「写真」の他の記事

自己紹介


Blog


人気記事

 
次の記事: 「動かない動物」を愛してやまない2つの理由
前の記事: 動物の顔以外も撮りたい

Photography Index


more...
Copyright C 2007-. 67 PHOTO.All Rights Reserved.