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壁の写真と日々の暮らしの関係性

フィルム写真

先日、家で何枚かの写真をプリントしてみました。

飾るためではなく、プリントの難しさを克服するため。 そんな目的だったので、できあがったプリントは満足いかず、ゴミ箱行き。 と、思っていたのですが、さすがに勿体ないので、4歳の娘にあげました。

よろこぶ娘。 ただ、何をあげてもよろこんでくれる子なので、特にプリントされた写真を気に入ったわけではないと。 そう思っていたのですが、時間が経っても、たまにプリントを見返してニコニコしていました。

プリントの裏は白色なので、絵でもかいて遊ぶかなと、そうも思っていたのですが、 それもせず、かばんにしまったり、ゆかに並べてみたり、手に持ったままレゴで遊んでみたり。 少し予想と外れた行動は、大変興味深いものでした。

以前に、写真のポテンシャルについてのブログを書きました。

「写真で何ができるか?」を考えたとき、情報の伝達手段やデザイン的な素材、記録の担保など、 一般的な写真の使い方以上のこともできるのではないかと、そんな思いを書いた記事でした。

参考: 写真の持つポテンシャルはもっと高い

そのときは、もっとすごいことができると、なんなら写真は世界を変えれると、そう思っていたのですが、 写真の持つポテンシャルはそんな大きなことではなく、もっと小さいことなのかも知れません。

ただただ寄り添い、日々の暮らしに安定をもたらす。
写真はそんな存在にもなれるのかと。

写真ということで、見なければ価値のない存在と思っていたのですが、そうではなく、いつもそこにあるという存在だけで価値があるのかと。 考えてみれば、部屋に飾ってある写真も、常に見ているわけではないのに、部屋の雰囲気をつくる要素のひとつとなっていますし。

こどもの写真を壁に飾れば、居心地の良い家族的な空気感をつくれます。 都会の駅のホームに飾られている広告写真も、自然系のものが多いのは、無機質な空間に自然的な空気をもたらし、 少しでも駅の利用者に安らぎを与えようとする広告主の計らいなのかと。

じっと見つめなくても、視界に有るだけで存在価値はある。

それは華道や観葉植物が持つ力と同じなのかと。 ついついデジタル環境で完結してしまいがちな写真ですが、やはりプリントの力は偉大だと。 きっと写真の持つポテンシャルのひとつは、そんな力だと思うのです。

そこから逆算された写真も撮れるようになりたいです。

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カテゴリ: 写真 | 筆者: kenji  | 投稿日: 2017/11/21

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