短い冬休みも終わり、明日から再び学校がはじまる、そんな日の朝食は「七草がゆ」でした。
クリスマスとお正月で、気の抜けた日々を送っていた小さい頃の冬休み。
最終日は少し憂鬱にもなり、最後まで堕落していたいのですが、それを無視するように用意される「七草がゆ」が嫌いでした。
もっとお餅を食べたかったです。
そんなぼくでしたが、大人になると自ら進んで「七草がゆ」を食べるように。
子供が生まれて家族の「ごはん係」として作ることはもちろんのこと、独身時代でも食べていました。
割かし「行事食」には乗っかる方で、その一環で食べていたわけです。
鍋に湯を張り、刻んだ七草を茹でていきます。
炊いたごはんを投入し、味付けは塩のみ。
軽く煮込めば完成です。
まあまあおいしい。
あまり好きでもない料理を作れるのは、きっと、いつも好きなものを食べているから。
「行事食」に乗っかれるのも、健康に気を使った料理を作れるのも、食に「余裕」があってこそのもの。
いつでも自分の好きなものを食べられるという環境が、あまり好きでもない料理を作れる要因なんだと思います。
そこそこの料理スキルがあれば食の「余裕」を作れます。
それはきっとお金があれば手に入れられるものではないのかと。
そう考えても、やっぱり料理スキルは大切にしておきたいです。
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