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「よくわかんないけど何かいいね」と思ってくれたなら、その理由を深く考えてほしい

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上の写真は航空自衛隊岐阜基地で撮ったもの。

その日は航空祭の開催日ということで、普段は入れない基地内へ。 展示されている戦闘機や、実際に飛んでいる各種航空機。ブルーインパルスの航空ショー。 撮るものが多く、写真好きにとっても楽しいイベントでした。

ただ、そこで撮った一番のお気に入り写真はというと、イベントとは関係ない「高高度を飛ぶ航空機が描いた飛行機雲」だったりします。

写真リンク: Snow shelter l 67 PHOTO

そこでは飛行機の写真を多く撮れたのですが、ベストショットに関係のない被写体を持ってくるあたり、自分でも少し「天邪鬼」だと思ったり。 でも、それは本心で、むしろ飛行機の写真をベストと思えなかったことを後悔してたりします。

とはいいつつも、あの日、あの場所で、良い被写体のひとつに、あの「飛行機雲」が入っていたのはたしか。 実際に、ぼくの周りでもあれを撮っている人は多くいたわけで、日頃は近くでお目にかかれない戦闘機と同等の被写体だったと思います。

そんな「飛行機雲」は、割とどこでも見られる普通の被写体。 日常にも存在する特別感のない被写体。 被写体にすることの少ない「被写体」だと思います。

思えば、ぼくの写真にはそんな被写体が多いです。 階段だったり、石だったり、地面だったり。 ただ、それを選んだ理由も、単に「きれい」だったからであって、なにかに反発したいわけでもなく。 天邪鬼でも、ましてや傾奇者になりたいからでもなかったりします。

そして、そんな被写体の撮り方も「きれいに撮る」のではなく、「ありのままを撮る」ことを大切にしています。

ですので、ぼくのその写真に「こだわり」があるとすれば、それは「この被写体は良いはず」というもの。 つまり、有名な観光地にあるメジャーな良い被写体と同等に、道に落ちている「石ころ」も「きれい」なはず、と思って撮るわけ。

そして、そう思う理由がぼくの「撮るためのテーマ」であり、その理由の検証が「良い写真」への探求。 ですので、 ぼくの写真には「誰かへのメッセージ」が無いというわけです。

ただ、意図的なメッセージは無いのですが、そこから読み取れることはあるのかと。 その意味では「メッセージ」はあるのかもと。 「伝えたいもの」ではなく「伝わるもの」はあると思ってます。 そして、それがぼくの「撮るためのテーマ」であり、それを深く理解すれば、誰もがきっと何かのプラスになるものかと。

そう考えれば、「撮るためのテーマ」を「伝えたいテーマ」にすることも悪くないかと思えてしまいます。

もし、ぼくの写真を見て「よくわかんないけど何かいいね」と思ってくれたなら、その理由を深く考えてもらえると嬉しかったりします。

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カテゴリ: 写真 | 筆者: kenji  | 投稿日: 2017/12/25

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