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被写体の補足情報を必要としない写真に憧れる

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上の写真は新宿の第二本庁舎を撮ったもの。

この日も仕事で東京に出てきていたのですが、空いた時間で新宿の高層ビル群を散歩していました。 「田舎者だなぁ」と我ながら思うのは、口が開くのを我慢して上を向いて歩いたから。 やはり超高層ビル群はすごく、その頂点を見たい欲求には勝てませんでした。

その中でも新宿都庁舎は圧巻で、建築物のことはよく知らないのですが、そんなぼくでも自然と凄いと思ってしまいます。 そんな写真も、お気に入りの1枚だったりするのです。

写真リンク: Building l 67 PHOTO

この写真は見上げて撮りました。

ただ、写真の中の構成物が少ないためか、上を向いている感覚が少し乏しく思えます。 見方によっては、コンクリートに囲まれた歩道を少し俯瞰で眺めている感覚も。

そんな感覚も「お気に入り」の理由のひとつなのですが、そもそもこの被写体とこの撮り方は真似でして、 出所は忘れてしまいましたが、Webで見かけた写真を再現してみたわけです。

そして、そんな写真の見方をしたとき、この被写体の情報はあまり必要ありませんでした。

「幾何学模様で構成された重力の方向が分からなくなる写真」。 この写真を説明する一文がそうであるならば、そこに「新宿の高層ビル群」や「第二本庁舎」、 ましてや「デザイナーは丹下健三さん」という補足情報は必要ないのかと。

もちろん、それらの補足情報は気にもなりますし、得ていればこの写真の見方も少し変わるかと。 ですが、そんな補足情報のいらない写真をぼくは撮れるようになりたいと。 つまり「被写体の補足情報を含めた良い写真」と同等に「被写体の補足情報を必要としない良い写真」もあると思うのです。

それは「写真を見る」と「写真の中の被写体を見る」の違いなのかと。

そう考えれば、写真の評価が「良い景色ですね」では、まだまだなのかと思うのです。

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カテゴリ: 写真 | 筆者: kenji  | 投稿日: 2017/12/14

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