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廃墟の魅力から考える平凡な被写体の可能性

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上の写真は、紀伊半島と淡路島の海峡に浮かぶ「友ヶ島」で撮ったもの。

太平洋を望める高台に残された「旧海軍聴音所跡」。 そこは、この無人島にある他の砲台跡とは異なり、窓付。 煉瓦で造られた施設も長い年月で老朽化が進み、その内部は荒れていました。

そこで撮った写真も、お気に入りの1枚です。

写真リンク: Ruins l 67 PHOTO

友ヶ島に点在する遺跡は、いわゆる「廃墟」的な被写体です。

そんな廃墟の写真も、ぼくの好きなジャンルなのですが、大概、魅力的な廃墟は立ち入り禁止になっていることが多い。 そして、この友ヶ島にも立ち入り禁止の遺跡はあるのですが、それは一部で、多くの遺跡は自由に入ることが可能。 これは珍しいことかと。そのためフェリーに乗ってまで「友ヶ島」に渡ったわけです。

そして、立ち入り自由の廃墟に入って思うことは、そこが「危険」ということ。 多くの廃墟で立ち入り禁止になっている理由も、そこが私有地なことも多いですが、それに加えて「危険」だからなのかと。 そんな廃墟の魅力が「人工物の自然回帰」だとすれば、それは必然的に「未整備」なものとなるので、そこから生まれる「危険」は、切っても切れない関係なのかと。 それでも「人工物の自然回帰」は魅力的。 正確にいえば、回帰の途中。 もしくは、その現象そのものに心惹かれます。 それは、様々な気象変化や生命の営み、火山などの地殻変動、などの自然現象と同じものかと。 そう考えれば、いわゆる「自然風景の写真」と「廃墟の写真」は、同じ理由で脳を刺激しているのかと。 つまり、同じジャンルの写真だと思うのです。
参考: 写真の本質

そして「自然風景」や「廃墟」が自然現象を表現した写真の被写体となりえるのなら、他にも自然現象を表せる被写体は多く存在するかと。 ただ、それで自然現象を伝える写真を作るのは、きっと難しい。

でも、そこら辺の試行錯誤が、写真の楽しさの理由のひとつなのかと、思ってたりします。

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カテゴリ: 写真 | 筆者: kenji  | 投稿日: 2017/12/11

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