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写真の上の余計なものは消しておきたい

フィルム写真

上の写真は奈良県にある久米寺で撮ったもの。

奈良に住んでいたときの自宅は、橿原神宮へ歩いて行ける距離にあったので、神社へは頻繁にお邪魔させてもらってました。 通勤のため自転車で通ったり、息子と散歩したり、早朝に写真を撮ったりと、良い環境に住んでいたかと。

そんな橿原神宮ですが、初代天皇である「神武天皇が祀られている神社」と言うことで観光客にも人気のスポット。 年始は、初詣に訪れる方で賑わいます。ただ、それは橿原神宮に限ったこと。 橿原神宮の隣にある久米寺は、訪れる人の数では橿原神宮に負けています。ほんとに近くのお寺なのに。 規模は小さいものの雰囲気は良いですし、6月に咲く紫陽花が「きれい」なお寺なんですけどね。

上の写真は、そんな久米寺を守る仁王像を撮った1枚だったりします。

写真リンク: Eyes l 67 PHOTO

この仁王像は金網で囲まれていました。

おそらく「鳥除け」のためかと。 ですので、この仁王像は金網越しに鑑賞することになります。 ただ、これは特別なことではなく、久米寺に限らず大概のお寺では同じ処置がされているかと。 そんな金網も、特に邪魔だと感じることは少ないと。

ただ、仁王像を撮るなら話は別。
この金網はかなり邪魔な存在になってしまいます。

そんなときは、絞りを解放近くに設定して、できるだけレンズと金網の距離を縮める。 つまり、手前の金網を最大限にボカすことで画角から排除しようとするわけ。 そして、ボケた金網が画角内のメインとなる被写体や、ワンポイントとなる被写体に被らないように構図を設定。 上の写真では、眼に被らないようにしてあります。よく見ると、左肩の上の空間にボケた金網があったりします。

ただ、ほとんど分らないくらいに金網をボカせるのは、中判67フォーマットの恩恵もあるのかと。

この写真は上手くいった方。 そもそも、こんな上手くいくことは稀で、大概は、金網越しに撮ったと分かってしまうことの方が多い。 ただ、それはそれで良いと思ったりもします。 なにも、金網越しに撮った写真の全てが悪いわけでもありませんし、要は金網を邪魔なものとして処理しなくとも、必要なものとして迎え入れれば良いだけのこと。 つまり、金網も写真の構成要因として考えれば良いのかと。

たしかに「写真は引算」と言われるように必要のないものは極力排除した方が「良い写真」に近づくことはできるかと。 写真に載せたメッセージも伝わりやすくなる。なによりシンプルな写真は見ていても気持ちの良いものですし。

でも、排除できないものは、できないと諦めることも大切かと。 中途半端に排除されたものは、逆に目立ってしまうものですし。 それならばいっそうのこと、写り込んでしまう邪魔なものも写真の構成要因として、邪魔ではなく必要なものとして迎え入れてあげた方が良いとも思います。

ただ、それは難易度の高い技なのかと。

テナガザル
テナガザル。



ペンギン
ペンギン。



オラウータン
オラウータン。



リス
リス。



さる
さる。

撮り手の意図しないメッセージが写真に乗ってしまう恐れがあるみたいです。
それはそれで構わないのですが、ぼくが意図していない人として覚えられるのは少し困ると。

まだまだ修行が足りないみたいです。

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カテゴリ: 写真 | 筆者: kenji  | 投稿日: 2017/12/10

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