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「鉄道」が写真の練習に向いている理由

フィルム写真

上の写真は大阪の淀川橋梁で撮ったもの。

そこは貨物専用線でありながら、歩行者用の通路も並走している珍しい橋。 元々は複線を通す予定で設計された橋なのですが、実際には単線のレールが敷かれました。 そして、余った部分を歩行者用の通路に転用されたわけです。 ただ、その歩行者用通路もレールの複線化のため2013年に閉鎖されました。

上の写真は、その閉鎖の前に撮ったものです。
写真リンク: Iron bridge l 67 PHOTO

淀川橋梁へ行った理由は写真を撮るため。

ただ、単に淀川橋梁を見たかったこともあります。 無機質なのに何処かノスタルジックも感じる橋。 鉄の冷たさと歩道橋部分の「木造」の対比からは、なんだか懐かしさも。 そして歩道橋を歩いていれば、近くを重厚な機関車が通り過ぎます。 牽引されている台車の上には、同じ形の大きなコンテナが規則正しく大量に。 そこには、「大きい」と「多い」、そして「整列」という絶対的な「美」があると思うのです。

そんな絶対的な「美」だからこそ、写真の被写体的にも「きれい」だったりするのですが、 それ以上に、鉄道関連の被写体は、写真の練習に適したものだと思うのです。

練習に適している理由は、多くが規則正しい直線で構成されているから。

写真の構図を考える上で、画角の中に配置する「ライン」は重要かと。 ラインの配置とバランスを考えられた写真は、見ているだけで気持ちがいい。 ただ、自然風景はもちろんのこと、人物や静物を撮るときでも、そのなかにラインを見出すことは難しいです。

そこへいくと無機質な鉄道関連の被写体は、そのラインも分かりやすい。 そのため、構図を考えるのも楽。 そして、直線の被写体からは、パースの付き方も分かりやすく知ることができるので、それを無くしたり、活かしたり、そんな撮り方も勉強できたと思います。

なにより、水平や垂直、被写体とレンズの平行性も考えやすい。 レンズの角度が1度ズレるだけで、レンズの位置が1cmズレるだけで、その少しのズレで写真の印象が変わることを知ることも出来る。 それがとっても勉強になりました。

たしかに、無機質な被写体ですと「きれい」を表現することは難しく、露出の設定も難しい。 なにより鮮やかな色が少ないので、発色の勉強には向いていないかと。

それでも鉄道関連の被写体は、構図の練習に限っては最適だと思うのです。

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カテゴリ: 写真 | 筆者: kenji  | 投稿日: 2017/12/10

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