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電線も風景写真を構成させる大切な要素

フィルム写真

上の写真は、秋田県の八郎潟で撮ったもの。

日の出の風景を、場所を変えて写真に収めまくった最後の一枚です。 八郎潟は広いものの、写真の撮れる場所は「一般道路」と制約があるため、意外と構図に困りました。 こっちを立てればあっちは立たず。逆もしかり。

そんな制約の中で見つけた景色は、果てしなく延びる道路とシンプルな電線。
そして昇りはじめた太陽。

それらを収めた写真が、この日のベストショットだったりします。

写真リンク: Transmission line l 67 PHOTO

この写真には、大きく電線をとり入れました。

見切れたわけでもなく、しかたなく入れたわけでもなく、大事な写真の要素のひとつとして電線を積極的に写し込みました。 おそらく、電線が無かったら、この構図は破綻していたかと。 そんな「電線」も、ぼくの好きな被写体のひとつだったりします。

ただ、いわゆる「自然風景」を撮るときに電線を「邪魔」と思うことも少なくありませんが、その理由は電線だからと、人工物だからと言うことでもありません。 自然物と人工物を分け隔てることなく、そのときに「邪魔」なものは「邪魔」だと。 つまり、ぼくが写真を撮るうえでは、自然物と人工物の境界線は、どうでもよかったりします。

たしかに、きれいな自然風景の中に無機質な人工物があったら、その写真のテーマは変わってしまうかもしれませんし、 自然をテーマに撮るなら、やはり人工物は「邪魔」な存在なのかと。 でも、ぼくの見ている風景の中では、そんな無機質な電線も、人工物と自然物に分けたとしたら、後者の方。 そのため「人工物だから邪魔」という考えも無かったりします。

参考: 機能美というナチュラリズム

そう考えれば、電線も自然な風景を創りだす大切な要素のひとつだと。 それは、写真を構成する全ての要素が無機質な「工場写真」だけに当てはまる要素ではなく、 上の写真のように、いわゆる「自然風景」の中でも生きてくる要素だと。

そして、そんな電線を上手く写真に落とし込める技術が欲しい。
そう考えているので、ぼくの中での電線は、「邪魔」な存在ではないと。

どちらかというと、攻略の難しい好きな被写体のひとつだったりするのです。

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カテゴリ: 写真 | 筆者: kenji  | 投稿日: 2017/12/07

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