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「失敗が大切」というならば、わざと失敗すればいい

フィルム写真

上の写真は、北海道の富良野で撮ったもの。

この日、次男を出産した嫁さんを休ませるために、長男の相手を引受けることに。 そんな理由で訪れた8月の富良野は、白い雲が浮かぶ青い空が似合う場所でした。

太陽熱で生まれた水蒸気は、空に白い雲を造りだす。 それと同様に、人によって生み出された文明は、大地に畑や道路を造りだす。 全ては必然的に自然と生まれたもの。

それが「地球のありのままの姿」なんだと思える風景でした。

写真リンク: Drifting cloud l 67 PHOTO

上の写真からも分かるように、この日に撮った写真は、全てアンダー気味でした。 アンダー気味というのは、「暗い」ということ。 ぼくは広角レンズで青空を撮るのが苦手だったので、この日は実験的に全ての写真を同じ設定で撮ってみました。 結果、少し暗い写真を量産したわけです。

参考: 富良野と流れる雲の写真


その設定は、45mm、ISO100、F11、SS1/250。

ただ、暗いといっても良かったポイントもありまして、雲のディテイールがはっきりしているのは、この設定で撮ったおかげ。 もし、SSを1/180ないし1/125まで下げていたら、白い雲のハイライト部分は飛んでしまい、のっぺりとした雲になっていたかと。 そう考えれば、白い雲のふわふわ感を表現したいのなら、この設定で間違っていなかったと思われます。

ちなみに、ISO100はリバーサルフィルムのスタンダードなので、特殊な場合を除きこれがデフォルト。 ISO50の選択肢もありますが、感度と粒状感の妥協点的にはISO100が妥当かと。 ISO400もありますが、値段が高いことと粒状感がぼくの好みに合わないので、あまり使用していません。 絞りも、ぼくはディティール重視なので基本はF8なのですが、風景で遠くも画角に入れたい場合はF11まで絞ります。

そんな設定で撮ったので、写真の雰囲気はぼく好みといえばそうなのですが、雲は良かったものの、写真の技術的には「アンダー気味な写真」と思うわけです。

そして後に残ったのは、「45mm、ISO100、F11、SS1/250で撮ると、ああなる」という記憶。

この記憶は今でも、炎天下での青空写真の基準となっています。 大概、この設定のSSだけ、1/250から1/180に変えて撮ることが多いです。 それだけをみれば、この日の失敗も貴重な経験になったと思えます。

そして、今の基準となっている「経験」も「失敗」の方が多い。 逆に、「成功した経験」は基準になるどころか、その設定すらも覚えていません。 そう考えても、失敗という経験は大切なんだと思います。

そして、それを得るためにわざと失敗することも多々。
実はこの日の「失敗」も想定内だったりします。
ですので「やっぱりね」というのが感想。

「失敗が大切」というならば、わざと失敗すればいい。

そんな方法も、アリかと思うのです。

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カテゴリ: 写真 | 筆者: kenji  | 投稿日: 2017/12/01

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