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フィルム写真に振り回される

フィルム写真

現像待ち。

それはフィルムで写真を撮っていると無駄に生まれる時間です。 自分で現像できれば良いのですが、業者さんに頼むと仕上がりを待つことに。 以前はポジフィルムの現像でも2時間程度でやってくれるお店も多くあったのですが、時代と共に次々に閉鎖。 今では1週間くらい待つことに。そんな長い現像待ちにも慣れてしまいました。

それもフィルムの良いところ。 そう思えるときもあるのですが、やっぱり待ち時間は短いにこしたことはないと。 待った分だけ来たときの喜びは大きいのですが、それでも、そんな喜びは無くてもいいとも思ってしまいます。

そもそも、前に撮った写真を見てからでないと、次の写真も同じように撮ってしまいますし。 それが上手くいってる撮り方なら良いのですが、前の写真が失敗していると、次の写真も同じように失敗してしまいます。 ですので、本当にデジタルカメラは良いなと思うわけです。

日々の暮らしに写真が容易に溶け込んだのは、デジタルカメラの恩恵かと。 フィルムカメラですと枚数や感度、そして現像待ちなどの制約が多いので、デジタルカメラほど気軽に撮影できず、どうしても日常と撮影の間に境界線が生まれてしまいます。 フィルムに慣れている人なら境界線もうやむやにできると思うのですが、万人が容易にできるものではないと。 中判とポジフィルムの組み合わせなら尚更です。

どこかへ行くのも、料理を作るのも、撮影は片手間の目的ではなくなります。 「撮るために」という目的意識も、フィルムだと自然と大きくなってしまいます。 ですので、デジタルよりもフィルムの方が、生活が写真に降り回される度合いも大きいと思います。

ただ、そんな写真に振り回される暮らしも、振り返ってみれば楽しかったのかと。

気軽に撮れなかったので、カメラを持っていないときでも練習のため写真目線で周りを眺めていたのですが、いつしかそれが日常に。 撮るために料理も作りました。撮るために車中泊も覚えました。転勤の話が来たときは何を撮れるかで返事をしていました。 転職を考えたときも。

きっとデジタルではなくフィルムを使っていたから、これだけ写真に振り回されていたのかと。

ちょっと責任を取ってほしいです。

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カテゴリ: 写真 | 筆者: kenji | 投稿日: 2017/■■■/■■■

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