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デジタルに抱く「対抗心」は大切にしまっておきたい

フィルム写真

デジタルカメラが生まれたとき、それはフィルムカメラに対する「対抗文化」な一面もあったと思います。

「画質がお粗末すぎて話にならない」と、「あんなものは写真ではない」と、そんな風に語られていた初期の頃のデジタルカメラですが、 その一方で、称賛や期待をする声もありました。

そんな声は純粋に感じたことを表したものだとは思うのですが、一部には絶対的な支持を集めるフィルムに対抗して生まれた声もあったと思います。 つまり「フィルムカメラ」というハイカルチャーに対して、カウンターカルチャーとしての「デジタルカメラ」。 そんな一面もあったと思います。

ときは流れて、今の時代の主流は「デジタルカメラ」。

「フィルムカメラ」は、一部の愛好者がいるオールドファッションなサブカルチャーとなり、主流に対するカウンターカルチャーな一面も。 それを使うこと自体がマイノリティーとなり、写真を撮る以上の満足を与えてくれる。 そう考えれば、その昔にあった「デジタルカメラ」との関係性も立場は逆転したと思えます。

そんな主流に対する対抗心を否定するつもりはありませんし、ぼくの中にも少なからずあるもの。 それを何かに使えるのならば利用した方が良いとも思っています。 例えば選挙。ポスターや手紙、広報車を使って名前を宣伝し「人気度」ではなく「知名度」を上げたり、 ひとりひとりと握手をして親近感を上げるよるに、主流に対する対抗心を煽ることも、選挙に勝つ鉄板の方法。 本当に勝ちたいのであれば自身の政策を伝えるよりも一般大衆に効果のあるものを選ぶのがプロかと。 サブリミナル効果を使ったり、心理戦で攻略するように、カウンターカルチャーも心理戦の武器として利用した方がいい場合もあるようです。

でも、できれば対抗心はもとより、主流に乗っかることで得られる安心感も、そういう感情とは別の次元で「フィルム」を使って行きたいです。 そういう感情には振り回されて疲れてしまうことも多く、しかも、それで得られることなんて後から冷静に考えればどうでもいいことが多いから。

ぼくがフィルムカメラを使い続けている理由は、フィルムが好きですし、PENTAX67というカメラが好きなこともあるのですが、 つまるところ自分で自由に使える道具の中で一番優秀だから。 手持ちのカメラの中で一番ハイスペックなものが「フィルムカメラ」だっただけ、という理由も大きいです。

ですので、デジタルに対する対抗心は少ないと思っています。
ただ、少しの「主流に対する対抗心」は、捨てるのではなく大切に持っていたいと。
そういう自分の一面も眺めていたいから。

ほんとフィルムはおもしろいです。

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カテゴリ: 写真 | 筆者: kenji | 投稿日: 2017/10/19

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