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「ありのままを再現する」という方法

フィルム写真

「美しい人はより美しく、そうでない方はそれなりに」。

それはその昔「富士フィルム」のテレビCMで流れていたワンフレーズ。 写真は「真実を写す」と書くけれど、実際は美しい方のズレは黙認されているものかと。 ですので、写真は「写真」と表すより、「光画(フォトグラフ)」の方がしっくりきます。

そのため、写真のテクニックを覚えて、より美しく仕上げようとすることは自然なことなのですが、それだけでは足りない場合も。 美しく仕上げることもひとつの方法だとは思うのですが、「美しい写真=良い写真」とは限らないので。 被写体やテーマによっては別の方法で仕上げる必要もあると思っています。

そんなとき必要になる仕上げ方は「ありのままを再現する」という方法なのかと。

例えば普段の生活環境にある何気ないものを撮るとき。 逆光や斜光を使ったり、彩度を上げたりコントラストを上げたり。 そうすることによって、より美しい写真に仕上げられるかもしれませんが、それが最初に撮りたいと思ったときのものと違うならば、その撮り方や仕上げ方は間違っていると。 案外、構図や背景の入れ方だけを工夫した方が、最初に感じたものを再現できることも多かったりします。

ただ、「ありのままを再現する」といっても全てを再現する必要はなく、むしろピンポイントな部分だけ再現すれば良いのかと。 ですのでモノクロでもいいですし、逆にピンポイントな部分が「色」の場合は画質はいらない。 そこにも「写真は引算」が適用できると思っています。

何を「ありのまま」に再現すればいいのか?

つまるところ、ピンポイントな部分を知ることが一番難しくて、結果的に一般的な「美しい仕上げ方」に頼ってしまう。 そうやって作られた写真は、なにか腑に落ちないことも多いです。

結局、写真は被写体との向き合い方が大切なのかと思います。

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カテゴリ: 写真 | 筆者: kenji | 投稿日: 2017/10/17

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