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写真に惹かれる領域

フィルム写真

ボッチ耐性は強い方で、長いこと誰かと話さなくても、不安になったり苦痛に思うことも無かったりします。

と言いますか、寂しさのストレスがどんなものか未だに知りません。 今でこそ結婚をして子供が3人もいるのですが、独身でひとり暮らしをしているときは、仕事場もひとり環境で、誰とも話さない時間が1週間以上なことも、ざら。 それでも、あの頃は今と変わらず、仕事も遊びもフルスロットルで、ひとり暮らしを謳歌していました。

ただそれも、「ひとり」が好きなこともあるとは思うのですが、それ以上に何かを無言で考えることが好きだっただけなのかと。 そう考えれば、ぼくはボッチ耐性が強いのではなく、単に永遠と「ひとりの時間」を埋められることを持っているだけと、そう思っています。

ですので、前職の実験動物に関わる仕事も、その意味では合っていたのかも知れません。 個人の倫理観や道徳観も問われる仕事なので、考える内容に尽きることはありませんでした。 つまるところ、あの領域は「正しいことは何か?」を考えることも大切なのですが、それ以上に、そこに軋轢が生じる本質的な理由と、ヒトの「正しさを求める」性質、およびその性質の存在意義の重要性。 その3つを知識として持つのではなく、深く理解することが最も大切と、そう思っています。

もちろん、「考えることが好き」なことは、仕事だけではなく「写真」との相性が良かった理由のひとつかと。 少し面倒なフィルムカメラに興味が湧いた理由もそれかも知れません。 ただ、フィルムとデジタル、マニュアルとオートを問わず、道具の使い方の基本は割と簡単で、長い時間を費やして考えられるほどの深さは無いかと。 応用的だったり深い使い方を極めようとすれば別ですが、単に「画を作る」ことだけを目標とすれば短期間の思考で達成できてしまうと思います。

それでも「考える内容が尽きないので写真が好き」と思えるのは、きっと、写真の「見る、撮る、作る」以外のところに惹かれているからです。 つまり、「良い写真」を撮るために色々と考えることも好きなのですが、 それ以上に、例えば「構図や被写体、撮り手の想い等が完璧な写真」をヒトが「良い」と感じる本質的な理由、それとヒトの「良い写真を求める」性質、およびその存在意義、その3つに興味があり、ついつい考えてしまいます。

「3分割が良い」とか、「逆光を恐れるな」とか、「ボケを使え」とか。 それらは写真のテクニックとしては知っているのですが、そのテクニックを使った写真に反応する「ヒトのメカニズム」をぼくは知りません。 そこは理屈ではなく、写真をやる上では触れる必要のない領域なのかも知れませんが、ぼくはそこが気になりますし考えたくもなります。 それは心理学や哲学に分類される領域なのかも知れませんが、その目線で考えることはあまり望んでいなく、できれば物理的な目線で行けるところまで行けたらいいなと。

ほんと写真はおもしろいです。

参考: 写真の本質

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カテゴリ: 写真 | 筆者: kenji | 投稿日: 2017/07/16

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