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写真の構図とパーソナルスペース

ぼくのパーソナルスペースは、他の人よりも広いと思っています。

一般的に、他人に入って欲しくない自分周りの範囲は、知らない他人との会話の場合、およそ1.2〜2mの距離があるのだとか。 それも親しい人の場合は、もう少し距離は縮まるらしいのですが、それでもぼくは常に2mほどの距離を欲してしまいます。

そんなパーソナルスペースですが、今の時代、我慢をしなくてはならない場面も多いので大変です。

通勤ラッシュ時の満員電車の中では、パーソナルスペースは皆無。 人通りの多い街を歩くときでも、その距離感を保てないことは多いです。 そして、ビルのエレベータ内でも、パーソナルスペースは他人に奪われてしまいます。

ただ、エレベータ内は狭いものの、3,4人なら、なんとかしてその距離感を最大限に保とうとしてしまいます。 無意識的に。それは人の生物的な性質のようで、結果的に、エレベータ内では知らない他人同士でも、打ち合わせすることなく、 それぞれが絶妙な距離感を保てる位置に立っています。

そんなエレベーター内の人の「立ち位置の分布状況」は、写真の構図に似ていると思ってしまいます。

結局のところ写真の構図は、全体のバランスを保つために、写真を構成している「もの」同士の距離感を最大限に保つことなのかと。 エレベーター内のそれは、「壁」との距離感は考慮されませんが、写真の場合はフレームとの距離感も大切。 その点は違いますが、それ以外の距離感的な考え方は似ていると思ってしまいます。

ただ、もしかしたら「似ている」のではなく、そもそも同じ理由でそうなっているのかも知れません。 つまり、構図のバッチリ決まった写真を「良い」と思う理由と、エレベーター内で最大限に他人と距離を保てる位地で「安心する」理由は一緒なのかと。

そう考えれば、構図の決定は「直感」に頼るのもアリと思うのです。

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カテゴリ: 写真 | 筆者: kenji | 投稿日: 2017/04/10

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