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Webの登場で分かったことは自分の常識の乏しさ

生物

移住を10回も繰り返したということは、仕事場もそれだけ渡り歩いてきたわけで。

そこでの役割は、マンパワーの一員からマネージャー、コーディネーター、アドバイザーまで。 仕事の内容も、トイレ掃除から施設の運営まで、その他いろいろ。お客さん組織の「リストラリストの作成」なんてものもありました。

それはサラリーマンなら誰もが辿る道だとは思うのですが、ぼくの場合、その順番はめちゃくちゃでした。 つまり、マネージャー職の次の現場ではトイレ掃除も業務のひとつだったり。

それだけ聞くと、「左遷されたのか?」と思われますが、その転勤もぼくが望んだもの。 つまるところ、転勤を利用して旅をするように暮らしていたいと、そう思っていた頃だったので、職場での待遇はどうでもよかったりするのです。 逆にそんなぼくだから、次から次へと転勤の話が会社から転がってくるようになったのかと。

ある場所では積極的に動き、自分の責任の下でよりよいサービスを提供する。 一方で、ぼくの知識や経験を求めていない場所では、言われた通り、上層部の責任の下でよりよいサービスを提供する。 その切り替えが出来たので、転勤を利用して旅をするように暮らすことも実現できたのかなと思っています。

ただ、マンパワーだけを求められている現場でも、危機的な状況な場合は、「こんな考え方もありますよ」という形で意見を出したこともありました。 きっと、それを踏まえた上で議論をされているとは思うのですが、あまりにもそちら側の考え方が見受けられなかったので。躊躇せずに。 保険をかける意味で、考え方の多様性を表面化させる意味で、あくまでも考え方のひとつとして、参考程度に意見を言いました。

その結果、「分かってるよ」となることもあったり、「たしかにそうだね」となることも。まったく理解されないこともありました。 通常時の議論ではそれも「お節介」となり、余計なことにもなるのですが、 本当に危機的な状況なときは、「考え方の多様性」が必要となるので、違う見方を示せるときは、マンパワー要員でも、躊躇せずに意見を言いました。

それでがらっと運営方針が変わったこともあるのですが、だからといってぼくが特別なことを言ったわけでもなく。少し「他所の常識」を拝借したに過ぎず。 「そこの常識、他での非常識」とはよく言ったもので、ぼくのオリジナルな考え方なんて、そこには全く無かったりもするのです。

それは少し個人ブログに似ているなと。

正直、自分の考え方をWebへ垂れ流すことは恥ずかしい。 香ばしい人と、痛い人と思われるから。 でも、よく考えたら、自分オリジナル100%の考え方なんて持つことの方が難しいから、恥ずかしがる意味も無いのかと。 ぼくの考え方なんて、Webには多く散らばっているものですし。全然珍しいものでもありませんし。 そう考えれば、恥ずかしいと思うこと自体がおこがましいのかと。 恥ずかしがりたかったら、もっとオリジナルな考え方を垂れ流さないといけないと思うのです。

まあ無理ですけど。

きっと、自分の意見を言って恥ずかしいと思ったり、意見を言っている人を「香ばしい人」「痛い人」と思う人は、世界感が狭いと思う。 「自分はすごいことを言ってるぜ」と思ってる人もしかり。 世界は自分が思っているよりも、もっともっと広く、人の意見も、もっともっと多様だと。 仮に、ぼくら凡人が人生をかけて導き出した心理も、そこら中に転がっている普遍的なものと思うのです。

だったら、そんな同じことを皆がよってそろって言う必要があるのかと、そう思ってしまいますが、それにもちゃんと意味はあると。 例えば「万引き」。誰もがやってはいけないと、そう知っていることなのですが、やはり定期的に誰かが言う必要はあると思います。 それが社会の構成に繋がっているので。「万引きはいけない」という文化を保持する上では、誰もが知っていることでも、誰かが言うことは必要と思うのです。

と、この考え方も、Webのどこかで聞いた話です。

ぼくは「下手な横好き」。ですので複数のクラスタに足を突っ込んでいるのですが、どこかの常識や共感を他へ持っていくことも多い。 すると、浮いてしまうわけです。前職でもそんなことは多々ありました。 ですので、Webでちょっと変だなんと感じることがあっても、それは自分の世界が狭いだけと思うようになりました。

ほんとに世の中は広いです。
人の考え方も、想像しているよりもずっとずっと多い。
そんなことを感じられるのもインターネットのおかげ。

ほんと、この時代に生まれてよかったです。

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カテゴリ: 雑記 | 筆者: kenji  | 投稿日: 2018/02/24

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