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使うと負けた気がする「マギーブイヨン」

カボチャのポタージュ

良いカボチャが手に入ったのでポタージュにしてみました。

カボチャは皮を取り除き、細かく角切りに。 おろしたタマネギと一緒に、ひたひたの牛乳で煮ていきます。 沸騰しないように、カボチャを潰しながら丁寧に煮込んでいきます。

味付けには岩塩を。
仕上げに牛乳を少々足しせば完成です。

とても優しい味わいで、寒い日にぴったりの料理かと。

ただ、これは「良いカボチャ」ありきの料理でした。 甘さが強く、タマネギのアシストも要らないくらいのカボチャだったので、塩と牛乳だけで成り立ったのですが、普通のカボチャでは上手くいかなかったかと。 甘味は少なく特有の味も浅い「普通のカボチャ」では、「コンソメ」あたりを足したくなります。

実際、このポタージュも味見をする前までは「マギーブイヨン」を入れるつもりでした。

今回は良いカボチャだったので入れなかったのですが、やはり「マギーブイヨン」の味の奥深さはその料理の質を二段も三段も格上げしてくれます。 そうすることによって、自身の料理の幅も広がるのですが、使いすぎると全ての料理が全て同じ方向に向いてしまう恐れも。

そんなことにも気付かずに、昔は洋風の煮込み料理はもちろんのこと、トマトソースや和食にも使っていました。

そんな料理も美味しいのですが、どこかオリジナリティにかけるところも。 それは、「作り手のオリジナリティ」とかいう難しい話でもなく、単にすべての料理が単調に感じてしまう、ということ。 やはり、便利なものに傾倒してしまうと、必ず何かを失ってしまいます。

たしかに「マギーブイヨン」を上手に使いこなす試行錯誤も、料理の楽しさのひとつ。ただ、それと同等に「マギーブイヨン」を使わない方法を試行錯誤するのも料理の楽しさのひとつ。 そしてぼくが選びたい楽しさは後者。ですので、料理に「マギーブイヨン」を使ってしまうと、負けた気になってしまいます。

この「カボチャのポタージュ」は、その意味でも満足できる一品なわけなのです。

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カテゴリ: 家ごはん | 筆者: kenji  | 投稿日: 2017/12/22

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