お正月に食べるものと言えば「お雑煮」。
鍋に水を張り、薄切りにした鶏モモ肉と日本酒を入れます。
沸騰しないように煮込み、鶏モモ肉が柔らかくなったら味付け。
醤油と顆粒だしを入れ、刻んだネギも投入。
焼いたお餅の入った椀に注げば完成です。
シンプルな鶏汁は焼餅との相性が抜群。
お餅の旨味が汁に溶け込んでからが食べごろ。
身も心も、芯から温まることのできる一品です。
おいしい。
そんな「お雑煮」は地域性も多種多様。
上の写真のような「醤油ベースのすまし汁」のお雑煮は、関東でよく見かけられるものです。
ぼくの実家は神奈川なので、お正月にはこのお雑煮が出て来ていました。
ただ、親は両方とも関西の出身なので、元旦に食べるお雑煮は関西風のもの。
つまり「味噌ベース」のお雑煮だったわけです。
そして、この写真を撮ったのは関西在住時。
「郷に入れば郷に従えと」言いますが、そこは無視。
決して「味噌ベース」のお雑煮が嫌いというわけではないのですが、この年は関東風の「醤油ベースのすまし汁」のお雑煮でスタートを切りました。
その理由はと言いますと、単に作るのが簡単だったから。
こうやって地方と地方の境界線が消えていくのかと。
なんて、難しいこと抜きにお雑煮はいつもおいしいです。
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