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十勝ドライブにおける雨は「降ってくる」ものではなく「入る」もの

新得町

突然のあめに追われて、適当な軒下へ入ると、そこにはほっこりした空気があったりします。

すぐ近くには大雨があり、服は湿っぽく、ズボンの裾にいたっては雨水を吸って重たい。靴もびちょびちょ。 でも、気分は軽いもので、あめの様子を眺めてみたり、雷の音を待ってみたり、遠くの空に虹を探してみたり。 予定外のロスタイムなはずなのに、ちいさな安全地帯の心地よさを堪能してしまいます。

それは奈良に住んでいた頃の話で、仕事がおわってからの帰宅途中のことでした。

きっと、時間に追われていない移動だったのでそう思ったのかと。
もし、出勤途中なら、止まないあめにやきもきしてたと思います。

突然の激しい雨は1時間もすればあがるもの。

それを信じて待てるようになったのは、大人になってからでした。 学生のときは、通学途中にあめが降ってくれば急ぐことしかしらず、いつもずぶ濡れに。 それでいて、学校や自宅に着くころにはあめもあがってる。 そんなことも多かったです。

そんなあめは、「時間」ではかることが普通なのかもしれません。

道路

でも、十勝では、あめは時間ではかるものではありませんでした。

遠くまで延びる道路は、途中から黒く塗れていることもあり、そこへ到達すると激しい雨が降ってきます。 ただ、「あめが降ってくる」というよりも、「雨の中に入った」という表現方法の方がしっくりきます。

つまるところ、十勝をドライブしていると、あめは時間と供にやってくるものではなく、あめという場所にこちらから入っていく、そんな認識に変わります。

空に積雲や積乱雲がならぶとき、十勝の道路にも、あめの降っている場所とそうではない場所がならびます。 その境界線は割とくっきりで、「入った」感も高かったり。

ですので、晴れているのに濡れた対向車がくると、すこしワクワクしてしまったりするのです。

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カテゴリ: とかち暮らし | 筆者: kenji  | 投稿日: 2018/05/09

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