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「試される大地」のボーナス特典

新得町

仕事場が変わって、はじめにすることと言えば、人の観察かなと。

他人には興味のないふりをして、実はしっかりと話を聞きながら、いろいろと覚えておいて、あとでこっそりと言葉の裏側を想像してみる。 あまり、いいことではないなと思いつつも、新しい仕事場に溶け込むには、自分をそこに合せていく方が簡単なので、「それも必要」と言訳にしてみたり。

ほかよりも、ちょっとだけ考えることの多かった前職の仕事。短期転勤を10回以上も繰り返し、多くの人をみれました。 つまるところ、考える方向性はみんな一緒で、答えを見つけにいくよりも、見つけた答えの正当性を確実にするために、頭を使っていたかと。 「答え」は誰もがもっているものでした。

やっぱり、「答え」は出しておきたいものらしく。 たとえ、それが間違っていたとしても、出せないままでいるよりも、とりあえずは出しておきたいものと。

考えてみれば、「答えは出さなくてはいけないもの」と、「自分の意見はもっていなければならない」と、こころの底の方から圧力のようなものを感じます。

でも、そんな圧力に屈して急いで出した「答え」なんて浅いことも多いから、正当性を保つのも大変で、結局それが他人との争いの原因になってしまうのかと。 「争いの種はいつも『自分が正しい』」という言葉の本質も、そこにあるのかと。

そう考えれば、答えを出しにいくことに目的はおかず、自分に負けずに考え続けることが大切だと。 ただ、それだと「考え続けることが答え」と思ってしまいますが、それも違うと。

やっぱり、答えは出すもの。それは次につながる手段なので、出さないと動きもとまってしまう。 つまり、「答えを出す」ことの「目的の手段のはき違え」に気を付ける必要があるのかなと、思ったわけです。

とはいっても、考えるには、頭をつかうには、いろいろと時間も必要で。 ただ、人それぞれだと思いますが、それ用に時間をとっても頭は動かないことも多く。 いい答えがみつかるときは、案外、会議室よりもトイレの方が多かったりもしました。

そこへいくと、十勝のドライブは良いと。人も、クルマも、信号も少ないですし、適度にカーブがあるところでは運転が疎かになることもないですし、 たまにキツネが道路を横切りますが、なにかを考えるには最適な時間と空間だと思うのです。

移住者ですし、新規就農者ですし、地域おこし協力隊ですし、いろいろと悩むことは多いのですが、十勝をドライブしながら悩みを整理していくと、案外、答えは出るもので。 北海道は、特に道東は難易度が高いと、「試される大地」とも言われていますが、その分だけ考える時間も空間も多いと。

案外、世の中は上手くできてるなと思ったわけです。

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カテゴリ: とかち暮らし | 筆者: kenji  | 投稿日: 2018/05/01

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