67 PHOTO

Film Photographer's Website
Photography Index


more...

つくる人にもやさしい「乾燥しいたけ」

にくじゃが

煮物に「しいたけ」が入っていると、うれしくなります。

ぶた肉でつくる「にくじゃが」は、東日本のものなので、関西育ちの母親のつくる味とは少し違うのですが、そんなことも忘れてしまうほどの力が「しいたけ」にはありました。 砂糖と醤油と、味醂が決めてのやさしい味付け。たまねぎの甘さも加わるので、季節によっても甘さの向きは変わります。 ぶた肉の旨さが足されると、いよいよ家庭的なものに。 とても癒される「にくじゃが」となるのですが、「しいたけ」に参加してもらうと、少し「凛」とした雰囲気も足されます。 見た目もさらに落ち着くものに。 皆に旨さをさしだして、代わりにやさしい味をためこむ「しいたけ」。 じゃがいもから食べようか。それとも肉から頂こうか。やっぱし「しいたけ」からか。いやいや「しいたけ」は最後にとっておこうか。 うれしい悩みは、幼い頃に食べたイチゴのショートケーキと重なってしまいます。

でも、ごはんにやさしくして欲しいときは、きまって体も疲れています。

しいたけ入りのにくじゃがで、ほっこりした食後を迎えたいのに、つくる手間を考えれば「お茶漬け」で済ましたくもなります。 せめて具材を煮込むだけの料理なら頑張れるのに、「しいたけ」を入れようと思えば、まずは「乾燥しいたけ」を水で戻して...。 やっぱりほっこりした食後は諦めてしまいます。

「生しいたけ」でもおいしいけれども、やっぱし煮物のに入れるなら「乾燥しいたけ」。 きちんと水で戻した「乾燥しいたけ」はおいしいのですが、手間を考えると省いてしまいたくもなります。

でも、そんなときは硬いままの「乾燥しいたけ」を他の具材と一緒に煮込んでよいのです。 きちんと水で戻さなくても充分においしい。もちろんやわらかい。 ごはんに「凛」とした雰囲気を、ちゃんと付け加えてくれます。

やさしいごはんは、つくる人にもやさしい。

「乾燥しいたけ」は、和食食材の重鎮として、少々お堅い存在と思ってしまいますが、実際はそんなこともなく、案外、ふところの広いおばあちゃん的な存在なのかと。

にくじゃがの中の「しいたけ」を見ていると、そんなことも思ってしまいました。

このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet


カテゴリ: とかち暮らし | 筆者: kenji  | 投稿日: 2018/04/24

「とかち暮らし」の他の記事

自己紹介


Blog


人気記事

 
次の記事: 小さなデジタルカメラの恩恵
前の記事: あえて「数字」に拘る必要性

Photography Index


more...
Copyright C 2007-. 67 PHOTO.All Rights Reserved.