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脱サラする方法

新得町

先日、「玉切り」をはじめました。

180cmの原木をチェーンソーで半分の長さにする。 これがけっこうな重労働で、チェーンソーで切ること自体は苦にならず、むしろ楽しいのですが、つまるところ、原木を整理のために持ち運ぶことが大変だったり。

まあ、それも、180cmの原木は減っていき、90cmの原木は増えていく、その育成感といいますか、達成感といいますか、それが楽しかったりも。 雪解けを待たずに「玉切り」をはじめてしまった理由も、それだったりするのです。

ただ、それもぼくの経験が浅いだけなのかもしれませんが、そこに楽しさを感じる人は少なく、あまり共感してくれる人もおらず。 共感してくれたとしても、重労働の部分と分けてのことだったり。

思えば、前職でもそうで、好んで地方転勤を繰返すことに、いつも周りは引き気味。 車中泊や写真のことを語ってドン引きされたことも。 そんなこともあったので、いつの頃からか、ぼくは特殊な人なんだと思うように。 考えてみれば、ビニールハウスの上の雪をずっと眺めてみたり、クルマで水たまりに突っ込んでみたり、カメラで地面を撮ったり、まあ変な人かと。

参考: 地震の最中に「緊急地震速報」が来たときは迷わず避難する
参考: 「みずたまり」をなめてはいけない 2.0
参考: Photographic

ただ、「玉切り」に限らず、「栽培」や「植菌」、「本伏せ」、「原木の伐採」という普通に考えればおもしろくない作業も、 楽しいと思いながら2年も研修を続けたので、スピードだけ見れば組合員のトップクラスの仲間入り。 精度も及第点。知識も増えて議論ができるレベルに。

もし、嫌々やっていたら、少しでも楽してやろうとしていたら、きっと未だに初心者のまま。 そう思うので、ほんと、ぼくが特殊な人でよかったと。 というよりも、「そうなる気がする」と思えたので、脱サラ就農に踏みきったわけで。

想定内と言えば、そうだったりするのです。

しいたけ

つまるところ、「そうなる気がする」と思えたことがポイントで、 もし、若い頃の自分に「脱サラの方法」を聞かれたら、「脱サラしても大丈夫と思える経験を積むこと」と答えます。

けっして周りの情報やブームに乗っかってはダメだと。他人に相談して決めてはダメだと。誰かに背中を押されてはダメだと。 それよりも、自分の多様性を認めてあげて、やりたいことを自分なりにやり続けることが大切。 その経験が「そうなる気がする」と思える根拠になって、はじめて自分の意志で一歩が踏み出せると。

引っ越しが好きで、転勤を繰返した結果、人見知りにもかかわらず、他人と仕事をする術が身についたり。リーダーになったり。 1日ボランティアに参加しても、気持ちよく、効率よく、後味もよく、そんな働き方ができるようになったりも。 スキーもゲレンデのレベルを問わずに降りてこられるようになり、大事なカメラを持ったまま滑れるようにも。 クルマもMTを普通に乗りこなせるようになり、長距離ドライブも、寝袋だけの車中泊も、ダブルクラッチも、H&Tも、修正舵を使わない曲がり方ができるようになったりも。 料理も「肉まん」や「ピザ」や「皮から作る餃子」を作れるようになったリ。魚を三枚におろせるようになったリ。寿司を握れるようになったリも。 カメラもマニュアルで撮れるようになったリ、中判リバーサルで画を作れるようになったリも。 Webサイトも、素人臭が残ってるものの、htmlとcssで運営できたり。 ブログの文章はまだまだですが、それでもときおりコメントをもらえるようになったり、反対意見も頂けるようになったりも。

どれも上手い人には敵わないものの、最初は素人でも続けていれば、そこそこの形になったものも多いので、 きっと就農しても、苦労をしつつも、人並みにはなれるだろうと。「そうなる気がする」と。 そう思えたのは、やっぱし好きなことを続けて、少しづつでも「できる」という経験を積んできたおかげなんだと思うのです。

椎茸

もうひとついえば、もし就農に失敗しても、好きなことのために「好きでもない仕事」や「誰もがやりたがらない仕事」を普通にやり続けた経験があるので、 人不足の田舎ではどうにでもなると思えたり。 それも過去の経験からくる想いなので、その意味でも好きなことを続けることは大切だと。

とはいっても、想定内と言いながらも、技術と知識が人並みに身についてホッとしている自分も。 そこまで自分のことを信用はできていないので。

とりあえず、「大変なことを含めても楽しいと思える変人」な自分でよかったです。

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カテゴリ: とかち暮らし | 筆者: kenji  | 投稿日: 2018/03/17

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