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地震の最中に「緊急地震速報」が来たときは迷わず避難する

新得町

雪解けの季節になると、どこからか「パキッ」という音が聞こえてきます。 なんだろなと思っていると、ビニールハウスの上の雪が勢いよく落ちたりも。

つまるところ、あの「パキッ」という音は、雪とビニールの摩擦音で、大崩落の前でもちょっとずつ雪は滑っているようす。 よく見ていると、雪に刻まれた亀裂は長くなり、その幅も大きくなっていく。 そして、「パキッ」という音が増えてくると、いよいよ大崩落かと期待も膨らみ、 案の定、数分後に大崩落。

そんな流れをぼーっと見つめてしまいます。

前兆現象はあるので、ある程度の事前予測はできるのですが、はっきりとした発生日時を出すことは不可能で。 屋根の雪の大崩落は、決まった前兆現象を辿って起こるみたいなのですが、そこに「何分後」といった時間的な要素は含まれず。 次の前兆現象までの時間も、最後の大崩落が起こる時間も分からず。 いいところ「いつ起きてもおかしくない」という予知しかできません。

ですので、大崩落を見たいがために、無駄にぼーっとしまうというわけです。

轍

ただ、そんな大崩落を目撃できた回数は少なかったりも。

大概は仕事中なので、そんなに待っている時間もなく、「まだ崩落しないな」と思って、 その場から離れるのですが、その直後に大崩落が起きることも多かったりします。

つまるところ、これも一種の「正常性バイアス」なんだなと。

根拠のない「まだ大丈夫」。 人は自然とそう思ってしまう生き物みたいです。 そのために屋根の上の雪の大崩落も見逃してしまう。 それは、大地震のときの「逃げ遅れ」が起きる仕組みと同じなんだと思うのです。

東日本大震災。

あの日、ぼくは仙台市内のビルの3階にひとりでいたのですが、酷い揺れの中でも、避難するかどうか悩んでたりも。 結局、座っていた机の引出しが飛び出したことがきっかけで、その場を離れることにしたのですが、その理由も「逃げた方がいい」というものではなく、「逃げてもいいだろう」というものでした。

つまるところ、その揺れが「避難に値するかどうか」で悩んでいたのですが、それも2日前の前震で避難のハードルが低くなっていた上でのこと。 きっと、前震の経験が無ければ、逃げるまでの時間はもっと長く、もしかしたらずっと部屋にいたかと。

被害状況が分かった後で考えれば、避難しないことを選んだ人を理解することは難しいですが、案外、誰でもその選択はしてしまうもの。 そう考えれば、災害で一番怖いものは自身の「正常性バイアス」だと思うのです。

跡

それを回避するために、頭の中で「大きく揺れたらすぐ逃げる」と何度も念じても、きっとだめ。

「正常性バイアス」は怖いという意識を、多くの人と共有共感してもだめ。 人にとって、自身の「正常性バイアス」という縛りは、どうにもならない程に強力なものとの認識が、諦めが必要かと。 そう考えれば、もっと客観的なスイッチが必要かと。

とりあえず、ぼくは「緊急地震速報が揺れの後に来たとき」は大地震の証拠なので、ひとつの目安にしています。 緊急地震速報と揺れのはじまる間隔が短いときもしかり。 あの日も、轟音と共にはじまった縦揺れの最中に、部屋のあった携帯電話から一斉に緊急地震速報のアラームが鳴りました。

大きな地震ですと、揺れの伝わるスピードは速く、そこが震源地に近いと、緊急地震速報よりも早く揺れはじまるみたいです。

あしあと

ただ、ビニールハウスの上の雪の大崩落は、別に見逃しても少しの悔しさしか残らないので、そこは「正常性バイアス」にも負けていいかと。

仕事のことを考えれば負けたい。 今は雇われの身ですし、「休憩は多くとってください」と言われているので、数分くらいは眺めていてもいいとは思うのですが、自営になったらやっぱり負けたい。 1時間くらい見てしまうような気もするので。

ほんと、ビニールハウスの上の雪の大崩落は怖いです。

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カテゴリ: とかち暮らし | 筆者: kenji  | 投稿日: 2018/03/15

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