67 PHOTO

Film Photographer's Website
Photography Index


more...

「オーガニック系の新規就農者」の出荷と営業の手間を解決する方法

新得町

先日、配達のために町内を周ってきました。

小売店とスーパー、そして学校給食の調理場。 いつもは別の仕事があるので、ぼくが周ることも少ないのですが、この日はイレギュラーで周ってきました。 どこも市街地の中にあるので、配達にかかる時間も少ないのですが、クルマの運転が仕事というのは楽しいなと。 そんなことを思ったりもしました。

もちろん、配達してきたのは「原木しいたけ」。

各農家さんが組合の出荷センターに卸した「原木しいたけ」は、パートさんが選別して梱包し、お客さんのところへ届けられます。 その最後の部分をお手伝いしたわけですが、2年間の研修で、他の「栽培から収穫、出荷、選別」も出来るようになってたりも。 ですので、組合と取引しているお客さんの全ても把握しているのですが、新規就農者にとっては理想的な卸し先だなと、ありがたく思っています。

オーガニック系の宅配サービス会社さん、農協や生協のスーパーさん、小売店さん、飲食店さん、宿屋さん。 学校給食や福祉施設の調理場にも卸し、道外のホテルにも定期的に。ほか、単発で注文が入ることも。量が多くて捌けないときは市場へも。

量が確保できなく、卸しを断ることもあるくらいなので、とりあえずは卸し先に困ることはないと思ってます。

これらのお客さんは、組合を通して卸すことになるので、中間マージンを多く取られたり、栽培や出荷の自由も縛られると、 そう思ってしまいますが、実際はそうではなく、たしかに組合に経費を払わなくてはならないのですが、それも必要経費の範囲内。 選別とパック作業、配送に掛かる経費と時間を考えれば、お得と思えるもの。

そもそも、「新得町しいたけ生産組合」は小規模の生産者組合で、いわゆる「農協」とは別の組織。 ですので、役職者はいるものの報酬はなく、経費の大部分はパートさんの給料と梱包資材費、配送料、等々の卸しに掛かるものだったりするのです。

組合員でいると、町有林の利用権が生まれたり、原木などの高額品の購入時には信頼度が上がったりと、いろいろと恩恵もあるのですが、 だからといって栽培方法や出荷を強制されることも今はなく、見えない圧力もありません。 また、個人でとってきた注文も組合で賄ってもらえるので、生産へ集中できる時間も増えるわけです。

軽トラ

新規就農で問題となるのが卸し。

規模が小さく人員が少なければ、卸し先の新規開拓に掛ける時間や費用も軽視できません。 生産物の選別や梱包、配送の手間もしかり。 栽培方法を模索する初期の頃では尚更。 そう考えたとき、「新得町しいたけ生産組合」のシステムは本当にありがたいです。

ただ、欠点もあるわけで。
危機感をあまり感じられないわけで。

ぼくの情報発信が趣味レベルから脱せないのはそのためなのかなと思ってたりします。

このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet


カテゴリ: とかち暮らし | 筆者: kenji  | 投稿日: 2018/03/13

「とかち暮らし」の他の記事

自己紹介


Blog


人気記事

 
次の記事: 美味しい「しいたけ」を作るための考察
前の記事: 【にぎらずし】雪国の家庭で作る「すし飯」がおいしい理由

Photography Index


more...
Copyright C 2007-. 67 PHOTO.All Rights Reserved.