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「観覧車」が好きな人は「十勝」を気に入ると思う理由

新得町

先日も、帯広へ買物に行って来ました。

冬の間は、除雪頻度の高い国道を使うのですが、この日は久しぶりに裏道を使ってみたりも。 道路脇の除雪で生まれた雪の山は高いものの、基本的にはアスファルトの上を走行。 景色はいいし、信号は無いし、前にも後ろにもクルマはいませんでしたし、対向車もいませんでしたし。 ほんと楽しいドライブとなりました。

「十勝のいいところは?」と聞かれたとき、「景色」と答えるのですが、その本当の意味は伝わっていない気がいつもしています。 たしかに写真を撮れるスポットは無数にあるのですが、その意味での「景色」ではなく、雰囲気と言いますか、空気感といいますか..。 といいますか「景色」という言葉で表せるものではないのに、言語化が上手くできなくて、とりあえず「景色」と言ってしまってるような...

つまるところ、その良さを感じるためには、あるポイントに訪れるのではなく、きっと実際にクルマで走る必要があるのかと。 でも、ドライブは移動の手段としてしか見られていない部分も多いので、やっぱり伝わりにくい。

もちろん、十勝にもおもしろい観光スポットはたくさんあるので、従来型の観光でも充分に楽しめます。 観光スポットに立ち寄り、見たり食べたり体験したり、その後は記念写真を撮って、お土産買って、 そんな楽しみ方もできるのですが、もっと違うスタンスで訪れてもいいと思ってしまいます。

それはドライブなのですが、「それも体験型の観光じゃねえか」と思ってしまいますが、 十勝をドライブすることで得られるものは、運転の楽しさや景色を眺められるだけではないと。

それは「観覧車」に似ていると思います。

道路

高所からの絶景を楽しめるのが「観覧車」なのですが、それだけを目的に乗る人も多くないかと。 つまるところ、あの開放的でありながらも閉鎖された小さい空間に浸れるのが「観覧車」なのかと。

それならば「カラオケボックスや都会のドライブでもいいじゃねえか」と思ってしまいますが、その通りだなと。 カテゴリ的には一緒で、順番はぼくの偏見ですが、「カラオケボックス」の上位が「観覧車」で、 その次に「都会のドライブ」が続くように、その上に「十勝ドライブ」があると思うのです。

歌ったり、景色を眺めたり、どこかへの移動だったリ。 本来はそれが目的なのですが、それは「ゆるい目的」で、実際はどうでもよかったり。 それよりも、閉鎖された小さい空間に浸りたいだけだと。そこが開放的であったなら尚更。

それでは、本来の「ゆるい目的」は必要ないかと思ってしまいますが、実のところ、それが一番大切な気もします。 やっぱり、「口実」といいますか、「建前」のようなものがあった方が人は動きやすく、 気持ちよく動けると。求めるものが抽象的ならば尚更で、 そう考えれば、「歌う」や「眺める」、「移動する」といった建前は、人にとっては必要で大切なのかと思うのです。

ですので、建前となる「ゆるい目的」は、簡単な方がいい。 クルマが少なく、信号やカーブも少ない「十勝ドライブ」が、「都会のドライブ」よりも上位に思える理由はそこです。 なんなら、クルマの多い国道や道道といった主要幹線は使わない方がいい。 十勝には「シーニックバイウェイ」に登録されているルートもあるのですが、 それを求めるのなら、そのルートは辿らない方がいいと。

だから目的地でやることも、「足湯に浸かる」だったり、 「ソフトクリームを食べる」とか、「牛を見る」のような、「ゆるい目的」の方がいいのかなと思ったりもします。

キツネ

考えてみれば、それが可能な地域は日本では珍しい。

もし、それを売りだすのであれば、日本のどこかの観光モデルを真似する必要もなく。 そう考えると逆に難易度は高くなるのですが、そんな十勝オリジナルの観光モデルが生まれたらいいなと、そう思う一方で、 それは少し寂しいなと感じることもあったり。

今は、そんな知られていない十勝の楽しみ方を、こっそり満喫していたいと思います。

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カテゴリ: とかち暮らし | 筆者: kenji  | 投稿日: 2018/03/11

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