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「経営者」ではなく「生産者」でありたい

岩見沢市

「人材不足」はどこでも一緒で。

それは前職の会社でも起きてたことで、ぼくにも部下の退職者を減らす努力が求められていたりも。 それで会社は現場のリーダーを集めて、何度も研修を繰り返してくれるのですが、一向にその数は減らず。 ぼくの苦手なグループディスカッションも何度も行われたのですが、あまり効果もなく。

つまるところ、「いかに部下からの信頼を得るか?」という問題にぶつかり、「部下と積極的にコミュ二ケーションをとろう!」的な答えに辿り着き、 「日々の雑談は大事だよね」と共感し合って終わる。

「リーダーが雑談をふっても部下は仕事の一環でコミュ二ケーションをとってくれるから、それが信頼関係に繋がる可能性は低いと思うけど。 退職願望のある人なら尚更かと。それよりも定期的に部下の下について作業をする方が信頼関係は作れると思うけど。」

あまり意味の無い雑談は苦手なので、一応自分の意見は言っておいたものの、やっぱり浮いてしまい、意見もスルー。 その後は嫌な予感が的中し、研修と称して隣の人と30分の雑談をするはめに。

参考: 信頼は「されるもの」ではなく「するもの」

奇しくもぼくの相手は入社時の先輩。あの頃のぼくの教育係。 主導権もそっち。ふってきた雑談はパチンコ話。ぼくの興味の無い話。「パチンコって楽しいよねー」という話。 むりやり共感を促されたり。話を膨らませなくてダメだしされたり。「部下がパチンコが好きだったらどうするんだー」みたいな。 とりあえず先輩との仕事上の信頼関係は、部下だったぼくが崩壊させてしまいました。やさしくて悪い人ではないんですけどね。

ただ、雑談の後半は主導権がこっちに。あまりにもぼくがパチンコの話を膨らませられなかったので。 そこで、上の人と雑談する上で鉄板ネタの「やっぱり○○は大変ですか?」をふってみる。 案の定、愚痴が出てくる。出てくる。ぼくは聞いてるだけでいいので、楽に雑談ミッションを攻略。 聞けば先輩も部下の離職を止められなくて大変らしいです。

「部下の下について作業をした方がいい」。

そう言ったとき、グループの人達は固まりました。 きっと、そうしない理由がちゃんとあるのかと。ぼくの部下の人達は優秀だったので、それが可能であったのかと。 受け持つ部下によっては、そうしない方がいいことを知っていたからなのかと。それをぼくが知らないだけなのかと。

参考: 「自分は違う」と考えない

当時はそう感じたので、今でも部下との関係性の構築には万能な答えが無いと、そう思っています。

新得町

少し話がそれますが、先日、特用林産物の研修会に出席してきました。

大半が「ハスカップ」に関わるお話だったのですが、「しいたけ」に関するお話も聞けました。 その地域では雇用のために「しいたけ」の栽培をされているそうです。 思えば、他の地域でも雇用創出の目的で「しいたけ」を栽培されているところは多いです。

高齢者や障害者の雇用先としての「しいたけ栽培」。

割と簡単な作業を供給するために「菌床しいたけ」を栽培することが多いみたいなのですが、「原木しいたけ」の栽培を行っているところもあります。 補助金も出るようなので、その分だけ人件費は抑えられる。 それはとても魅力的な話なのですが、気を付けないといけない部分も多いと。

それは高齢者や障害者に限ったことではないのですが、彼らに頼りすぎて日々の作業を疎かにしてはいけないと。 自分は経営に専念して、生産に関する部分は彼らに全てを任せれば、その形はいいと思うのですが、そうではなく、 日々の作業はせずに、生産の技術的なことを考えようとしても、それは難しい。 そこに気を付ける必要があると思うのです。

ぼくは独りで「原木しいたけ」の栽培を行う予定ですが、軌道に乗ればそこで満足はせずに規模は拡大していくつもり。 そのとき、人を雇う必要性が生まれると思うのですが、日頃の作業の責任を誰かに任す任さないは別として、1人分のマンパワーとして従事していたいです。 つまり「経営者」ではなく「生産者」でありたいということ。 基本的に試行錯誤は好きですし。ひとりでするにしろ、複数人でするにしろ。 それはきっと同僚の関係性に繋がり、より「いいもの」を作れるようになると思うから。

まあ、単に「日々の作業をやっていたい」という気持ちがあるだけなのかもしれませんが、 「同僚の下について一緒に仕事をした方がいい」と分かっていても、「一緒に作業をしたい」と思っていても、それができないときは必ず来ると。

そんな恐れを持ちながら、今は独り作業を楽しんでいたいと思います。

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カテゴリ: とかち暮らし | 筆者: kenji  | 投稿日: 2018/03/09

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