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地方がクローズアップされるときの立ち位置は明確にしておきたい

しいたけ

先日、「地域おこし協力隊」の報告会がありました。

特用林産物振興支援員のぼくは展示物で参加。 見に来てくれる人の層が分からなかったので、とりあえず、役場の仕事に近い町民歴の長い皆さんを想定して作成。 「報告会」ということでテーマは基本的に「協力隊としての活動内容」なのですが、主催者さんがテーマの縛りを緩くしてくれたので、割と自由に作ってしまいました。 移住者のぼくが発信することも恐れ多かったのですが、原木しいたけを通して、 もっともっと町のことを好きになれるきっかけになればと、そんな想いを込めて作りました。

ただ、作ることは楽しかったものの、そのもののクオリティには疑問が残りました。 思えば、前職でも講義や勉強会の資料、企画書は作ったこともあったのですが、それは相手が「読まないといけない」という前提のもの。 今回の報告会のような「読まなくてもいい」「興味があれば読んでもいい」という前提のものは作ったことがありませんでした。

だからこそ作ることが楽しかったのですが、改めて情報発信の難しさを思いしりました。しらされました。 そして、その目線でテレビCMや雑誌の広告、Webマガジン、人気ブログなどを閲覧すると、驚くほどに考えて作られていることが分かりました。 ルールを守りつつも縛られることなく、それでいて閲覧者にそれを感じさせない。 気が付けば最後まで閲覧しており、途中で抵抗を感じることはなく、心も動かされている。

ほんと、アートだと思います。

原木椎茸

そんな作品を見続けためか、ちょっと初級者としての情報発信に意味を見出せなくなくなってしまいました。

インターネットの登場で、誰もが情報の発信をできる時代になったものの、近年では優秀な個人はもちろんのこと、プロのメディアも参入してきたので、 素人でも、初心者でも、初級者でも、誰でも情報発信できることは変わらないのですが、それが誰かに伝わることは難しくなったと。 個人の片手間で行う情報発信は、無駄とは思わないものの、限りなく無意味に近いのかなと思ってしまうのです。

思えば、地方で成功している人、活躍している人にメディア戦略の上手い人は多いです。 「地域おこし協力隊」もそう。今は、広告代理店に勤務経験のある人や編集者、イベントの企画運営をしていた人達が地方を元気にしている部分が大きいと思います。 きっと、これからはそんな人達が都会から地方にやってくるのだろうと、そんなことも思ったりします。

そう考えれば、ぼくらのような一次産業者は無理に情報発信をする必要もないのかなと。 個人に向けて情報発信するのではなく、情報発信を生業にしている人、したい人に向けて、最低限の情報を発信する。

クオリティを高めるべきは「情報」ではなく「農産物(特用林産物)」なのかと思うのです。

きのこ

「ゴールドラッシュで誰が一番儲かったか?」という問いの答えが「採掘者にシャベルやバケツを提供した人」というのは有名な話。 だとすれば、今の時代、地方の情報を発信する人に向けて、その方法やサポートを提供できる人が一番儲かるのかと。

ただ、それはゴールドのような価値のある何かがあってこそ。それは特産物だったり観光地だったリ、文化や人、暮らしそのものだったリ。 そう考えれば、ぼくら一次産業者がゴールドのような価値のあるものを作らないと、なにもはじまらないのかなと。 なにより、そのときのぼくの立ち位置は、採掘者や道具の提供者ではなく、「金」でありたいと、採掘される側でありたいと思うのです。

もちろん、全てを個人で賄えるのが一番いい。
でも、実際は、少なくともぼくは無理そう。
かといって、なにもやらないのは勿体ないと。

そう思ったので、身の丈に合った情報発信サイトを新設しようと思います。 このブログは、あくまでも趣味にしておいて自由に更新。 それとは別に、商用の名刺のようなサイトを作っておこうと思います。

また、今年の目標が出来てしまいましたが、力を入れずに身の丈に合ったシンプルなサイトを作っていこうと思います。

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カテゴリ: とかち暮らし | 筆者: kenji  | 投稿日: 2018/03/03

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