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「冬靴」があるから滑らない

新得町

最近、雪の上を歩くことが多いです。

雪国の新得町に住んでいるので、雪の上を歩くのは当りまえなのですが、クルマでの移動が多いので、がっつりと「歩いた!」と思えることは案外少なかったりします。 家の玄関からクルマまで。クルマからお店の入口まで。仕事で歩くことも多いのですが、長靴ですし、短い距離を行ったり来たりですし。 ですので、街中の雪の積もった歩道を、靴で、そこそこの距離を歩くことは少ないと。

そんなこともあるので、たまに歩いてみると「雪の上を歩いているな」と思ったりするわけです。

きれいに除雪されているのですが、それは完全な除雪ではなく、根雪を残した除雪。 それでも気温は氷点下なので、雪が溶けた形跡もなく、圧雪されているものの、表面はふかふか。 そこを歩けば、砂の上にいる感覚を覚えます。

そして、「きゅっきゅっ」と、いい音も鳴ります。

ぼくが雪の上を歩いたのは夜中と朝方の新得町。空は真っ暗。電燈で照らされた道路はオレンジ色でした。 クルマも歩行者も、誰もいない街中の二車線道路。積もった雪が消音材になっているのか、とても静か。 ですので、足元から聞こえる音も、より良く聞こえました。

それは、きっと「鳴き砂」から聞こえてくる音と同じものかと。

吹雪

石英粒の多い砂浜を歩くと「きゅっきゅっ」と、いい音が鳴るそうです。

それは「鳴き砂」と呼ばれ、日本各所の砂浜に存在します。 北海道では室蘭にある「イタンキ浜」が有名。 そして、この「鳴き砂」は、汚染されていないことも、音のする要因だったりもするそうです。

後で調べたら、「鳴き砂」に似ているこの現象は「雪鳴り」と呼ばれているそうな。 低温で固くなった雪の結晶が、溶けることなく擦れて音を発するそうです。

そんな楽しい雪の上を歩くことも、「冬靴」があってこそ。

雪や氷の上でも滑りにくい「冬靴」は、雪国の新得町では必須のアイテムです。 雪国の人が、雪の上を普通に歩けるのは、もちろん「経験」も大きいと思うのですが、この「冬靴」があるからだと。 スタッドレスタイヤのような裏面を持っているので、雪や氷の上でも滑りにくい。 金属製の「爪」を出せる冬靴もあるので、それを履けば更に滑りにくい。

雪の上を歩いていい音を出したくもなるのです。

雪景色

東京でも、大雪の日には「冬靴」を履けばいいのになと、そう思うのですが、きっと過去に、そこではあまり売れなかった歴史があるんだろうなと。 考えてみれば、数年に一度の大雪のために靴を用意するのも億劫なのだろうと。 費用は別としても、下駄箱の限られたスペースを考えれば、なおさらなことかと。 皆が履いているのならまだしも、自分が履かなくて困っても、それは皆が同じことなので安心できますし。

そこへいくと、雪国では「冬靴」を履くことも大人のたしなみ、な部分もあるかと。 ちなみに、ぼくの冬靴は随分前に購入したもの。かなり年期も入ってます。 だいぶ滑りやすくなった気も。

そろそろ買換えが必要みたいです。

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カテゴリ: とかち暮らし | 筆者: kenji  | 投稿日: 2018/02/06

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