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インターネットと雪国の「足あと」を考える

新得町

つまるところ、インターネットの匿名性が好きだったりします。

とはいっても、完全な匿名性が好きなのではなく。やっぱしインターネットは怖いもので、それを手に入れたとしても、それでしか出来ないことなんて、きっとやらないと思います。 フィクションの完全犯罪とかも、結局、最後には暴かれますし。 なにより、「ばれないか?」と心配しながら生きていくなんて、想像しただけで気持ちが悪い...

かといって、「顔出し実名」の活動はリアルな社会の中で行っているので、無理にインターネットの中でしなくても、そこは匿名でいいと、そう思っていたのですが、 今の時代、インターネットの世界とリアルな世界の境界線は、ほとんど消えているので、無理に匿名にする方が変ですし、その利点も少ないかと。

ただ、ぼくも、ブログをやってることもありますし、本当はここでも「顔出し実名」の方が色々と有利なことは分かってるつもりです。 でも、そのために顔を出すのは、なんか違う気も。かといって抵抗があるわけでもないので、そのうち、さらっと顔出ししときます。

いや、やっぱし少し抵抗はあります。
気が向いたらします。

需要があるか分からないけど..

少し話がそれてしまいましたが、つまり、匿名性を確保したいのは「発信するとき」ではなく、「情報を受け取るとき」であって、 それを可能とするインターネットの匿名性が好き、ということです。厳密に言えば、その匿名性も無いのですが、まあまあの「ゆるい匿名性」はあり、それが好きだと。

最近は、そんなことも考えています。

道

世代的には、2chからインターネットに触れたくち。

社会問題にもなった匿名掲示板ですが、あの頃は毎日見てました。 ただ、書き込みはほとんどせず、基本的には傍観者。 いわゆるROM専というやつでした。

ニッチな情報を気兼ねなしに手に入れることができる。人知れずうちに。それが2chのメリットかと。 リアル社会ですと、本屋や図書館で調べることもできるのですが、その情報に、そこまでの労力を払う価値がないと、なかなか重たい腰は上がりません。 人に聞いてしまうと、その情報を手に入れたい理由を聞かれ、答えるのもめんどうですし。その理由も「なんとなく」だと相手に悪いですし。

それよりも、他人の会話を「立ち聞き」できるのが一番のメリットかと。

リアル社会ですと、色々と弊害のある、他人の会話の「立ち聞き」。 2chは、それを可能にしたといいますか、それこそが「あそこ」のメインコンテンツなのかと。 そう考えれば、「情報を受け取るとき」の匿名性も、2chの、インターネットの良いところなのかと思ったりします。

畑

思えば、SNSの普及がはじまった頃、「情報を受け取るときの匿名性」も社会問題となりました。

mixi(ミクシィ)の「足あと」機能です。 それは「情報を受け取るときの匿名性」を破壊するもので、日記やコンテンツを「見た」ということを可視化する機能でした。 そこで起きた問題とは、「閲覧したのに無言で立ち去るとは、けしからん」というもの。 「閲覧したのに挨拶やコメントを残さないのは、人としてダメだ」と、そう思う人もいたというわけです。

結局、何が正しいかは分かりませんでしたが、「情報を受け取るときの匿名性」を支持する人も大勢いると、そのことを知りました。

誰でも「人知れず見たいもの」があるようです。 でも、「見ました!」「読みました!」という意志を伝えたいときもあるようで。 そんなとき、ぼくは「いいね」を押すようにしています。

そんな「足あと」の問題はインターネットの世界だけのものと、そう思っていたのですが、案外、雪国にも存在するようです。

足あと
夜中のうちに誰か来たみたいです。

おそらくキツネ。
どこにも寄らず通り抜けただけかと。
挨拶やコメントはおろか、立ち止まった形跡も無かったです。



除雪車
除雪車も来てくれたみたいです。
ありがとうございました。



軽トラ
ぼくも「足あと」を残してしまいました。



エゾリス
エゾリスも木から降りたようです。



ウサギ
ウサギはここで立ち止まったようす。



走り抜けた
ここは走り抜けたのかと。



風化
数日前に残したぼくの「足あと」。
訪れた痕跡は、なかなか消えてくれません。



時系列
「足あと」の残り方で時系列もなんとなく分かります。



歩きやすい道
歩きやすい道を通るみたいです。
サイト構築の勉強になります。



体重
「足あと」の深さで、残した者の体重も判別可能かと。



人
ぼくは重いみたいです。



ふらふらするポイント
ふらふらしたポイントには、きっと何かがあるのかと。
ほんと、サイト構築の勉強になります。



ウサギの気を惹く何か
きっとここにもウサギの気を惹く何かがあったと思われます。

結局、この日は山の中に多くの「足あと」を残してしまいました。

消えるのは、おそらく翌日。大雪と強風の予報が出ていたので。 そこへ行ったことはバレても良いのだけれども、誰かに行った理由を聞かれたらめんどくさい。 写真撮りに行ったにしては雪深い場所ですし。腰より上まで積もってた場所もありましたし。

やっぱし、「足あと」は残したくないですね。

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カテゴリ: とかち暮らし | 筆者: kenji  | 投稿日: 2018/01/02

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