67 PHOTO

Film Photographer's Website
Photography Index


more...

【クルマは大切】新得町から帯広へ続く道は長くも短い

新得町

 クルマの免許を取ったのは20歳のときだけれども、乗り出したのは、その3年後でした。

 大人のたしなみとして、とりあえずは取っておこうと。そんな運転免許なので、「自分のクルマが欲しい」には直結せず。 そもそも、お金の計算をすれば、公共の交通機関を使った方が安く済むのは当然ですし。 運転をすれば、そこそこの社会的な責任を負うことにもなりますし。

そんなわけで、就職してからも、しばらくは電車通勤の毎日を送ってたわけです。

道2

 あの頃は頑張ってたなと。

 そう思うのは、住んでいた実家の場所が、少々交通の便の悪いところだったから。 最寄りの駅まではバスで30分、もしくは自転車で40分。電車は乗換え1回の30分。もちろん朝の電車内は「おしくらまんじゅう」。

 ほんと頑張っていたなと。夏の暑い日も、雨の日も。そういえば大雪の日も1日だけありました。 帰宅のバスは3時間遅れ。雪降る屋外で、ずっと行列の構成員になる羽目に。

 まあそれも、今となっては良い想い出です。

道3

 その後は仕事場も変わりまして。

 そこも自宅からバスと電車での通勤が可能な場所だったのですが、しばらくして、クルマを買ってしまいました。 あまりにも周りの人が勧めるので。ただ、買ってしまえばクルマの便利さにも気付くわけで。結果的に良い選択だったと。

 つまるところ、クルマの便利さとは、移動の費用と時間で計れるものではなかったです。 バスや電車と比べるものではないと。 考えてみれば、多くの人が、お金と時間の「損得」だけで選択しているのであれば、こんなにもクルマが溢れる世の中にはなっていないと。

 それ以上の利点があるからこそ、皆はクルマに乗っているんだなと思ったわけです。

道4

 電車で通勤していた頃、その日の仕事が「終わった!」と、そう思うのは最寄り駅を出たときでした。

 何とも言えない解放感が頭から全身に伝わっていく。社会の一員から個人に戻っていく。そんな感覚に落ちる瞬間が好きでした。 それを感じる瞬間は、いつでも公共の交通機関の利用が終わるとき。それがバスがあるにもかかわらず、晴れの日だけでも自転車を使いたかった理由です。

 すこしでも早く、あの感覚を味わいたかったので。

道5

 ただ、クルマ通勤になると、もっと早くに味わえるわけで。

 仕事場を離れたとき。 建物から出たときが、そう思える瞬間でした。 電車やバスを使っていたときは「通勤も仕事のうち」と思っていたのですが、クルマ通勤をはじめると、そんな感覚も薄くなりました。 つまるところ、クルマの中はプライベート空間なわけで、「ただいま」と言えるくらいのスペースなのかと。

 昔、クルマのキャッチコピーで「携帯空間」というものがあったけど、ほんとそう思います。

道6

 そう考えれば、クルマでの移動の、一番の利点は「気持ちが楽」なことかなと。

 費用や時間ではなく、「気持ちが楽」なことが、クルマを利用するの一番の利点かと。 もちろん、身体的な楽もありますし、時間的な有利な場面も多い。 でも、そうではなく、費用が高く時間もかかる場合でも、クルマによる移動に「気持ちが楽」という利点はあると思うし、それが有意な差を生み出すと。

 つまり、クルマと公共の交通機関を、費用や時間だけで比べるのは違う気がするのです。

 違うというか、勿体ないというか。
 それはクルマを実際に使わないと分らないことなのかと。
 いくら文章で説明しても、声で話しても、全く伝わらないことと思ってしまいます。

道7

 さっきから記事中に邪魔している写真は、新得町から帯広へ買物行く途中に撮ったものたち。

 こんな景色の中を行くわけです。もちろん道路のきれいな主要幹線を行く選択肢もあるのだけれども、ぼくは細い裏道を行く方が好き。 ただ、このルートが一番早いかは分からず。国道を使うと遅いのは分かったのだけれども。

 結局のところ、ドライブが楽しい道を選んでいたりします。

道8

 一時停止はあるものの、信号はあまりない道のり。

 正直、景色は見飽きました。 「きれい」だとは思うのですが、それも日常の風景なので、特に驚きもせず。いつもそこにある存在になり下がってます。 それでも心は落ち着くもので、移動にかかる時間も気にならず。

 新得から帯広までは、距離にしてみれば50km弱もあり、移動に1時間弱もかかるのですが、そんなに遠い場所と感じないのもクルマのおかげかと。

きっと、バスや汽車(非電化なので)で移動すれば、同じ距離でも長いと感じていました。

道9

 そんなわけで、割と気軽に帯広へは行けています。

 やっぱし新得町では手に入らないものも多いので、帯広へ行く機会は増えるわけですが、それでもそんなに不便とは思わなく、ただそれもクルマのおかげかと。 この日はクリスマス用の食材を探しに行くのが目的。といいつつ、本当の目的は新しいカメラの試写の続き、だったリ。

 午前中のスキーでは物足りなかったので。

参考: 【新得山スキー場】オープン初日はリフト代がタダだったのでカメラの試写に行って来た

道10

 早朝はブログを書いて、午前中はスキーをやり、午後は帯広へ買物。

 文字に起こすと、なんだか忙しいスケジュールに思えるのですが、実際はそうでもなく、 総移動距離も100km越えなのですが、割とゆったりとした気持ちで1日を過ごせました。

 もし、この日の移動手段をクルマ以外で行えば、そうも言ってられないかと。 身体的な疲労はもちろんのこと、心も「へとへと」になってしまったはず。

道11

 やっぱし田舎で暮らすにはクルマは必須だなと。 それは「移動手段の確保」という意味ではなく、心の安定に繋がるものとして。 「ささやかな心がけが小さな幸せを見出す」のであれば、クルマもその「心がけ」になりえるのかと。

 きっと、クルマは移動手段以上に大切なんだと、そう思えました。

このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet



カテゴリ: とかち暮らし | 筆者: kenji  | 投稿日: 2017/12/25

「とかち暮らし」の他の記事

自己紹介


Blog


人気記事

 
次の記事: 冬至は新得産の「カボチャ」と「原木しいたけ」で無病息災を!
前の記事: 【新得山スキー場】オープン初日はリフト代がタダだったのでカメラの試写に行って来た

Photography Index


more...
Copyright C 2007-. 67 PHOTO.All Rights Reserved.