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椎茸菌を植えすぎた原木の運命は?

新得町

原木に「椎茸菌」を植え付ける。

それは「植菌」という作業で、直径6cm程、長さ90cm程の原木に、菌の塊を20〜30個を打ち込んでいきます。 そして、効率よく植えるには規則正しく打ち込むことが必要。 ですので、上手く植菌された原木は、少しきれいだったりするのです。

椎茸原木
植菌された原木。

この原木1本あたりの菌の塊の埋め込み数を「植菌数」と呼んでいるのですが、通常が20〜30個なのに対して、 菌が原木の隅々まで行きわたるスピードを稼ぐために50個くらい打ち込むときがあります。 つまり、植菌数は原木の榾化(椎茸が発生できる原木になること)のスピードに比例するのです。

そうすることによって、2月に植菌すれば、その年の秋には収穫が見込めます。 ですが、新得町は夏が短いので、それでも年内の発生は難しい。 ですので、植菌数は抑えて、2夏経過を基本としている農家さんが多いです。

そこで疑問に思うのは、「植菌数を限界まで上げたらどうなるのか?」ということ。

そんなわけで実験してみました。 植菌数は400オーバー。 穴を開けるのも苦労したのですが、菌の打ち込みはもっと大変。 通常、1本の植菌に係る時間は1分程なのですが、これは30分以上もかかってしまいました。

菌を植えすぎた原木
菌を植えすぎた原木。

植菌後も、この1本だけは特別扱いに。 給水と保温の管理は手厚く。原木内の菌の動きを活性化させる「天地返し」も数多く。 さらに榾化のスピードは増していると思われます。

ただ、被写体としても良いと思っていたのですが、「きれい」を通り越して少し気持ち悪い。 植菌した場所からキノコが生えることが多いのですが、この場合はどうなるのだろう。 10月に入ったら発生操作を試みるつもり。いろんな意味で楽しみ。

ほんと一次産業はおもしろいです。

参考: 原木椎茸の撮り方、食べ方、育て方

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カテゴリ: とかち暮らし | 筆者: kenji  | 投稿日: 2017/09/29

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