上からは「断崖」に見えても、実際は40°前後の斜面だったりします。
それはスキー場でよく体験すること。
そんな急斜面も、滑りだすまでは恐怖するのですが、下りはじめてしまうと楽しかったり。
斜めに滑り、ターンのときだけ勇気を出せば、簡単ではないもの攻略出来てしまいます。
そんな雪の積もった急斜面ですが、先日、スキーの板も履かずに往復してきました。
チェーンソーを持って雪山を登ります。
「けもの道」を行くと聞いていたのですが、そんな道は確認できず、あるのは人の足跡のみ。
足跡といえば聞こえは良いですが、実際は雪に空いた「穴」。
というのも、そこは腰まで埋まるほど雪が積もった場所でした。
かんじきは履かずに、長靴の先を雪に刺しながら登っていく。
気を抜くと、滑落はしないものの、全く前には進めません。
そして、斜面の緩い山頂付近では、膝を折って脚の全部を使い、雪に沈まぬよう進む。
大変な思いをして登りきったのですが、そこからの眺めはよかったです。
そして、何本かの木を切り倒し、その木と共に山を降ります。
雪の積もった急斜面では、重たい原木も楽に滑り落ちてくれます。
そして、ぼくも滑り下りる。
ソリが無くても急斜面なので楽に滑る。
脚には化繊のカッパを履いていたので良く滑ります。
たのしい。
体は疲れましたが、この仕事は楽しすぎます。
ほんと、十勝はおもしろい。
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