毎日の晩酌はしませんが、家でお酒は飲みます。
本当にたまになので、晩ごはん時のアルコールは発泡酒ではなくビールなことが多い。
それでは、買ってくる酒のほとんどがビールかというと、そうでもなく、8割はチューハイだったりします。
お気に入りは、ほろよい白いサワー。
ただ、それは晩ごはん時の飲み物ではなく、ごはんがはじまる頃には無くなっていたりします。
つまり、ごはんを作るときに飲んでいるというわけ。
いわゆるキッチンドリンカー的に。少し手の込んだものを作るときや、仕事が疲れたとき、1缶のチューハイは優しくそれを手伝ってくれています。
そこでの「おつまみ」といえば、もちろん、味見と称して頂く「つまみ食い」。
基本的には、本当の味見も兼ねるのですが、ときにはそれように作ってしまいます。
具材の一部を頂戴し、さっと焙って口に運ぶ。こども達にばれないように。嫁さんに気付かれないように。
そんな食べ方も味の一部で、美味しさを増幅させる一因だと思うのです。
先日のエゾシカ肉もそうでした。
嫁さんが地元の人から頂いてきたエゾシカ肉。
それでシチューを作ろうとしたのですが、「焼き」で食べてみたくなったので、焙ることに。
ブロック肉を厚めに切り、筋を処理するために「鱧の骨切」のような包丁を入れていく。
塩コショウは強めにふって、網焼き。左手に缶チューハイを持ちながら。
うまい。
心配していた臭みは全くなく、代わりにシカ独特の香りが鼻から抜けていく。
これなら塩コショウも弱めでよかったです。
そして、筋もなく柔らかい。「骨切」の必要はありませんでした。
あなりにも美味しかったので、急遽、メニューを「焼肉」に変更してしまう始末。
肉はたくさん頂いたので、シチューは次の日に。
ちなみに、後日、それでも食べきれなかったので、最後は大和煮で楽しみました。
なんだか、タンパク源がエゾシカ肉だった数日。
ほんと、十勝はおもしろいです。
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