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根雪となる前に

先日、積もった初雪も、その翌日には無くなっていました。

その後は気温も割かし高く、天気が崩れても落ちて来るのは雨でして、あの白かった景色はどこへ行ってしまったのかと、少し寂しくもあります。 そんなわけで、初雪後しばらくは、気持ちが少し下がり気味の毎日。 それでも、少し待っていれば、ふたたび雪は降ってくるものなのですが、ここに無いならそこへ行けばいいと。

その想いで山へ登ってしまいました。

トムラウシ

山へ登るといっても、そこはクルマを利用するのですが、それでも、かなり標高の高いところまで行けてしまいます。 進む道は「道道718号線」。 大雪山系への登山拠点にもなっている「トムラウシ温泉」を目指せば、どこかで雪に出会えるかと思ったので。

紅葉も深まり、良い景色が続くドライブ道路。 屈足の市街地から、岩松湖、東大雪湖、富村牛小学校へと進むにつれて、車窓の景色も変わります。 なんだか、季節を早送りで見ているよう。 ドリームヒル・トムラウシの養鹿場にいるシカ達を見る頃には、少しの「冬」も感じてしまいました。

ですが、一向に現れない「積雪」。 道路がアスファルトから砂利に変わるのは、目的地まで「あと7kmほど」のサインなのですが、そこを過ぎても雪は無し。 結局、トムラウシ温泉に着いても雪はありませんでした。 ただ、せっかくなので温泉には浸かっておきます。

それから数日が経つも、やはり小雪は舞うものの積雪には程遠い毎日。

農家さんに許可を頂いた少しの「しいたけ狩り」も、こども達は楽しんでいたようなのですが、ぼくが前日に心配していた「積雪」はありませんでした。

朝方は、前の晩の雪で地面が薄っすら白くなるも、数時間、太陽の光に晒されると元通り。 それでも、子供たちが「外で雪遊びがしたい!」と言うので、サホロ川沿いの栄町公園へ連れて行ったのですが、そこの雪は消えているわけで。 結局は「ドングリ拾い」な遊びに夢中となる子供たちと嫁さんなのですが、誰が何時つくったのか、小さな雪ダルマが遊具の上に鎮座しているのを見ると、少し心が和みました。

ついでに、「新得温泉ホテル」ちかくにある、野生のエゾフクロウの巣を見に行くと、そこには灰色の彼が。 その色が完全な「冬毛」なのかは分かりませんでしたが、そこでも少しの冬を感じたりもしました。

その数日後、そこそこの降雪がありました。

家の窓に張り付いているのは、一番下の仔と嫁さん。
山も、家も、アスファルトの道路も、全て真っ白。
温度計の示す外気温も氷点下。

思えば、積雪は嬉しいのですが、それで失うものもあるのかと。 そう考えれば、雪の積もる直前に、トムラウシの温泉へ行ったり、しいたけ狩りをしたり、公園でドングリを拾ったり、エゾフクロウを観察したりと、秋的な遊びを満喫しておいてよかったと。

おかげさまで、なんの悔いもなく十勝の冬を迎えられそうです。

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カテゴリ: とかち暮らし | 筆者: kenji | 投稿日: 2016/11/07

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