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十勝の冬への進み方

先日、初雪が降りました。

十勝で初雪の降る平年値は10月下旬。 ですので、平年よりは若干早いものの、ほぼ予定通りの季節進行だったと思います。 もちろん、この時期の気温は、朝晩は寒いものの日中は氷点下を上回るので、雪化粧した景色もすぐに元へ戻ってしまいました。

思えば、長雨が終わった初夏の頃、皆が口にするのは「北海道の夏は短い」というもの。 たしかに、アイスが欲しくなったリ、店のクーラーが気持ち良かったり、寝るときの布団がいらなかったり、そんな夏はあっという間に通り過ぎてしまいました。 小学校の夏休みは本州と比べると2週間ほど早く終わるのですが、そんな小学校の新学期がはじまる頃、早朝に家を出ると、肌寒さを感じることも多かったです。

しばらくすると、日中の暑さを感じることも少なくなり、気が付けば陽が落ちる時間も早くなり、朝の日の出の時間も遅くなってました。 早朝の気温も一桁となり、ただ、それでも山の緑色はあまり変わらず。 「紅葉はまだかな?」と思ていたら、早朝の気温が氷点下を記録したあたりから、山は一気に赤黄色に。 そんな景色をクルマの窓から眺めていたのですが、フロントガラスが妙に汚いことに気付きました。

それは「雪虫」と呼ばれる者が飛んだ証拠。

この虫が現れると「1週間以内に初雪が降る」というのは北海道の常識らしいです。 「雪虫」という名は通称で、その正体は「アブラムシ」の一種。 小さな白い虫で、集団でふわふわと飛ぶ光景が雪を思わせるので、この名前が付いたとか。

そして、この「雪虫」が現れたタイミングで、クルマのタイヤをスタッドレスに代える方も多いのですが、少し疑心暗鬼でタイヤ交換を見送ったのは、ぼくが十勝初心者のため。 「ほんとかな?」なんて思っていたら、3日後、新得の平地でも初雪。 早朝に家を出てみると、クルマの屋根とワイパーの上、土の畑と砂利の道、橋の上と歩道の縁の雑草の上、そこにだけ雪は積もっていました。

そんな景色を見て、心を躍らせていたのは子供たちではなく大人の嫁さんでした。 北海道が楽しい季節は春夏秋ではなく、白い冬。 それは、北海道だけではなく全ての日本の地方に言えることかと。 つまり、「冬を楽しんでこその田舎暮らし」ということ。

それが移住を10回も繰り返したぼくの答えです。

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カテゴリ: とかち暮らし | 筆者: kenji | 投稿日: 2016/10/21

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