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「オソウシ温泉」は絶妙な場所にある優れた秘湯

新得町

秘湯は、必ずしも住んでいる場所から遠く離れた場所にあるとは限りません。

住んでいる場所がすでに「秘湯の近く」ということではなく、仮にそこへの道のりが長く時間のかかる場所であったとしても、 日常とあまり変わらない「移動」で辿り着くと、そこの「秘湯感」は薄くなってしまうと思ったわけです。

例えば、東京から新幹線で5時間の距離にある温泉よりも、 駅のホームで1時間待った後、遅い速度の列車に揺られること1時間の場所にある温泉の方が、 時間的には近くにもかかわらず、その「秘湯感」は強いと思うのです。

そう思ったのは、先日、新得町内にある「オソウシ温泉」へ行ってきたから。

新得

「オソウシ温泉」は十勝川の上流にある山間部の温泉なのですが、新得駅からクルマで1時間もかからない場所にあります。 ただ、温泉は幹線道路から離れた場所にあり、最後の10数分は沢沿いの曲がりくねった砂利道を進む必要性も。 対向車の対応にも困りそうな細いダート路を進むのです。

そうして辿り着いた「オソウシ温泉」には、強い「秘湯感」を抱いてしまいます。 たしかに快適な移動の先にも「秘湯」といわる温泉は存在しますが、その温泉に対して「秘湯」と感じる要素のひとつに「アクセスの不便さ」があると思うのです。

そして、「オソウシ温泉」の施設はお世辞にも立派といえるものではないのですが、趣のあるのは確か。ぼくはその雰囲気が好きです。 なにより、温泉の命ともいえる泉質が非常に良いので、何度も通いたくなる温泉だと思いました。

そう思えたのも、やはり「オソウシ温泉」が持つ、強い「秘湯感」があったからかも知れません。

「アクセスの不便さ」が温泉の価値を上げる。 そう考えれば、立地の不利も逆に利点に成りえるのかも知れません。 たしかに「アクセスの不便さ」も、大きすぎるとマイナス要因の方が大きくなるのですが、「オソウシ温泉」の場合だと、それは最後の10数分のみ。 多すぎず少なすぎず。「秘湯感」を演出するには充分で、訪れる人にとっても「不便さ」を感じる前のアトラクション的な感覚で終われると思います。

「オソウシ温泉」は、道道718号線を離れたときからはじまっていたのかと。
露天風呂に浸かりながら、そんなことを考えてしまいました。

参考: 新得町の知りたい基礎情報まとめ

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カテゴリ: とかち暮らし | 筆者: kenji | 投稿日: 2016/07/31

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